Logic8 ページ8
・
・
・
急に大きな声を出すからびっくりした。
それもこんな近くにいるのに。
涼介「Aがいなきゃ意味ないじゃん。」
A「え、あぁ...そうなの?」
・
・
・
・
なんか意味わからないけど、涼介くんがそう言うならまあいいか。
涼介「はい。」
終わった、と渡されたノートに赤ペンを入れる。
...直すところなんてほぼないんだけど。
・
・
・
・
A「涼介くんは行きたい大学はあるの?」
涼介「なんで?」
A「あるなら、参考書とか持ってこれるかなって。」
思ったんだけど、言いたくないなら別にいいけど。
・
・
・
・
答えと照らし合わせながら涼介くんの回答を見ていたら予想外の返答が返ってきた。
涼介「Aより頭がいいところならどこでもいい。」
握っていたペンが思わず落ちそうになる。
A「...どうして?」
・
・
・
・
それは私よりいいところへ行って私を見下そう、とか。
私を罵ろう、とか。
そういう不純な考えではないでしょうね。
自分で言うのもなんだけれど、私だってそこそこ名の知れた学校に通ってるんだからね。
・
・
・
・
涼介「俺がもしそこ受かったらどう思う?」
A「すごいなぁ...って思う。」
涼介「そんだけ?」
A「え?...うん。」
・
・
・
・
私の疑問には涼介くんは答えてくれなかったけど。
A「でも私は頭の良さがすべてだとは思わないけどなぁ。」
涼介「...例えば?」
A「た、例えばって?」
・
・
・
・
涼介「他に男に求める条件。」
A「え、そんなこと言われても...」
返答に困るっていうか、なんていうか。
急に言われても答えがパッと出るものでもないし。
・
・
・
・
涼介「あぁ、A彼氏いたことないもんね。」
A「っ、それは関係ない!」
ここぞとばかりにそのネタ使ってくるんだから。
別に彼氏がいなくたっていいじゃない。
・
・
・
876人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆき(プロフ) - あすみs、アドバイスありがとうございます!とっても参考になりました!これからもあすみさんの作品を読んでみたいなって思います!ほんっとにありがとうございました! (2018年9月5日 18時) (レス) id: 5d9e2a3ec1 (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - やまちさん» 最後まで読んでくださりありがとうございます! そうなんですね、、年の差って割とネックですよね、、、またどこかでこのふたりを書けたらいいなって思います。 (2018年9月5日 9時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
やまち(プロフ) - 完結お疲れ様でした!実際私も年齢差の恋に悩んだ時期があったので読んでてどこか懐かしさを感じました。気が向いたらでいいので続編書いて頂けたら嬉しいです。 (2018年9月5日 2時) (レス) id: 59c6021a01 (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - ゆきさん» ありがとうございます!! 書き手さんなんですね! 私も全然上手く書けないんですけど、気をつけてることは会話文ばかりにならないようにしたり、情景描写をなるべく入れるようにしたり、基本的な事としては誤字脱字を気をつけてます。 頑張ってくださいね! (2018年9月4日 22時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 初めまして!あすみsの小説を読むのは、これが初めてです!とっても面白いです!!私も小説を書いているんですけど、なかなか上手く書けなくて・・・上手く書くコツとかがあれば教えて欲しいです! (2018年8月10日 14時) (レス) id: 5d9e2a3ec1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あすみ | 作者ホームページ:https://twitter.com/?lang=ja
作成日時:2018年6月4日 20時