Logic28 ページ28
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恋愛経験がゼロに等しい私でもわかるくらいなんだから、涼介くんがわかってないはずがない。
付き合う付き合わないは人それぞれだろうから私がとやかく言えることじゃないけど。
それだけモテるのにどうして彼女を作ろうとはしないのだろう。
好みの女の子のこだわりが強いとか?
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まああり得なくもない話だけど。
顔の好みももちろん大事かもしれないけど、それが全てじゃないんだし。
っていうか、普通に可愛かったんだけどな。
A「でもあの子、しっかりしてるしいい子だったよ。」
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もしかしたら照れてるだけ?なんて想像したら涼介くんもちょっと可愛いな、なんて思った。
A「涼介くん、ちょっと抜けてるところあるから、丁度よかったりして?」
涼介「...なにそれ?」
ほぼ同じラインの涼介くんの視線が痛い。
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涼介「年上面しないでよ。」
怒鳴るわけでもなく、ポツリ、と吐き出された声に言葉を失くす。
ヅラもなにも、私は年上なんだけど。
なんて言えるはずもなく。
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大体そんな空気でもないことはわかった。
A「ご、ごめんね。」
あぁ、でも確かに考えればお節介だったのかもしれない。
なんて謝る手段しか思い浮かばなかった。
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涼介くんからして見れば、私にそんなこと言われる筋合いなんてさらさらないんだろうなぁ。
何も知らない私が口を挟むことじゃなかったのかもしれない。
出過ぎた真似をした。
涼介「...A、」
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「仕方がないでしょ。」
ひとり勝手に落ち込んでいたら涼介くんじゃない声が降ってきた。
顔を上げれば宏太先輩が目を細めて笑っている。
A「先輩...?」
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宏太「君はAに弟にしか思われていないんだから。」
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ゆき(プロフ) - あすみs、アドバイスありがとうございます!とっても参考になりました!これからもあすみさんの作品を読んでみたいなって思います!ほんっとにありがとうございました! (2018年9月5日 18時) (レス) id: 5d9e2a3ec1 (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - やまちさん» 最後まで読んでくださりありがとうございます! そうなんですね、、年の差って割とネックですよね、、、またどこかでこのふたりを書けたらいいなって思います。 (2018年9月5日 9時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
やまち(プロフ) - 完結お疲れ様でした!実際私も年齢差の恋に悩んだ時期があったので読んでてどこか懐かしさを感じました。気が向いたらでいいので続編書いて頂けたら嬉しいです。 (2018年9月5日 2時) (レス) id: 59c6021a01 (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - ゆきさん» ありがとうございます!! 書き手さんなんですね! 私も全然上手く書けないんですけど、気をつけてることは会話文ばかりにならないようにしたり、情景描写をなるべく入れるようにしたり、基本的な事としては誤字脱字を気をつけてます。 頑張ってくださいね! (2018年9月4日 22時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 初めまして!あすみsの小説を読むのは、これが初めてです!とっても面白いです!!私も小説を書いているんですけど、なかなか上手く書けなくて・・・上手く書くコツとかがあれば教えて欲しいです! (2018年8月10日 14時) (レス) id: 5d9e2a3ec1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あすみ | 作者ホームページ:https://twitter.com/?lang=ja
作成日時:2018年6月4日 20時