Logic27 ページ27
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じゃあ一緒にいてよ、と言ってくる涼介くんは高校でもこんなんなのかなぁ、とふと思う。
これが素で、なにも考えずに言えるのだとしたら末恐ろしいな、と。
...まあ、涼介くんに限ってこれが天然ものだとは思わないけど。
絶対裏には策士しかないだろうし。
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A「涼介くん、私の学校には行かないんじゃなかったっけ。」
涼介「え?行くつもりはないけど。」
A「じゃあなんで今日来たの。」
行くつもりのない学校の見学なんて意味ないんじゃないの。
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木のおかげで日陰になっているベンチに並んで座った。
目の前を通る制服姿や真っ黒髪の高校生。
ふと隣を見れば、いろいろと段違いな高校生だけど。
涼介「別に?Aの通ってる学校はどんなところかなーって。」
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A「バカにしに来たの?」
涼介「そんなこと言ってないじゃん。」
だって涼介くんが言えば全部そういう風に聞こえるんだもん。
現に今までバカにされ続けてきたわけだし。
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涼介「でもあいつは気に入ってたみたいだけど。なんとかの講義が面白そうとか言ってたし。」
あいつ?とハテナマークを頭に浮かべたのがわかったのか。
涼介くんは一緒にいた女の子のことだと教えてくれた。
A「だったら一緒の学校のほうが良くない?」
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涼介「...なんで。」
A「あの子からしてみれば、好きな人と同じ学校に行きたいって思ってるかもしれないじゃん。」
涼介「あれは別にそういうんじゃないよ。」
A「別に隠さなくても、」
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涼介「彼女がいるなんて言ってないよね。」
言ってないけど。そういう風に見えなくもなかったから。
でも私でもわかったよ。
あの子はきっと涼介くんのことが好きなんだって。
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ゆき(プロフ) - あすみs、アドバイスありがとうございます!とっても参考になりました!これからもあすみさんの作品を読んでみたいなって思います!ほんっとにありがとうございました! (2018年9月5日 18時) (レス) id: 5d9e2a3ec1 (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - やまちさん» 最後まで読んでくださりありがとうございます! そうなんですね、、年の差って割とネックですよね、、、またどこかでこのふたりを書けたらいいなって思います。 (2018年9月5日 9時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
やまち(プロフ) - 完結お疲れ様でした!実際私も年齢差の恋に悩んだ時期があったので読んでてどこか懐かしさを感じました。気が向いたらでいいので続編書いて頂けたら嬉しいです。 (2018年9月5日 2時) (レス) id: 59c6021a01 (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - ゆきさん» ありがとうございます!! 書き手さんなんですね! 私も全然上手く書けないんですけど、気をつけてることは会話文ばかりにならないようにしたり、情景描写をなるべく入れるようにしたり、基本的な事としては誤字脱字を気をつけてます。 頑張ってくださいね! (2018年9月4日 22時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 初めまして!あすみsの小説を読むのは、これが初めてです!とっても面白いです!!私も小説を書いているんですけど、なかなか上手く書けなくて・・・上手く書くコツとかがあれば教えて欲しいです! (2018年8月10日 14時) (レス) id: 5d9e2a3ec1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あすみ | 作者ホームページ:https://twitter.com/?lang=ja
作成日時:2018年6月4日 20時