ハニー・ロジック Ryosuke.Y

Logic22 ページ22

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普通に話題のアクションムービーは面白かった


見かけたゲームセンターに徐に入っていく姿には、

結局ゲームなの？！と言いたくなったところもあるけれど。


UFOキャッチャーでマスコットを2個取りする人は初めて見たから、涼介くんをちょっと尊敬した。

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そんなこんなで普通に楽しんでしまった(私はそんなこと思ってないけど、涼介くん曰く)デートは終わり。


A「今日はちゃんと勉強するからね！」


遅刻するとあんな目に合うことは昨日学んだ。


から、今日は５分前に涼介くんの家に着いた。

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涼介「...よくそんな切り替えられるね。」


A「当たり前でしょ？」


私は涼介くんをなんとしてでもやる気にして成績を伸ばさなければならないし。


やればできる子とはまさに涼介くんのためにあるような言葉だ。

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涼介「ふーん...まあいいよ。やる。」


くるくるとペンを回してテキストを開く。


安定に理解が早くて私は無用っぽいけれど。


涼介「ねえ、昨日さあ...、」

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手が止まってペンが置かれる。


涼介「楽しかった？」


A「まあ、それなりに楽しかったよ？」


涼介「それなりに？」

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...え、そこに食いつくの？


早く問題を解きなさい、とノートを見たけどもう解き終わっていた。


A「友達と遊ぶとき並みには楽しかった。映画も思ったより面白かったし、」


涼介「いや、友達じゃなくってさ。俺言ったじゃん。」

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パラ...と落ちた紙。


掴まれた腕は置いといて、床に落ちたそれを拾う。


涼介「昨日のは、」


A「あ...もうすぐ模試じゃない？」

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涼介「え？...うぇ〜だる。行かなーい。」


模試の案内の紙を横目で見た涼介くんが顔を背けた。


A「ダメだよ。行かないと合格率もわからないじゃん。」


涼介「わざわざ大学まで行ってテスト受けるとかさぁ。」

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