Logic13 ページ13
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A「え、じゃあ先輩もやったんですね。」
借りた本を鞄の中にしまって、外へ出た。
一日のうちのいちばん暑い時間はとっくに過ぎている。
けど、全然涼しくもなく暑いのには変わりなかった。
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宏太「うん。以外と大変だった記憶があるから早めにやっておくのがいいよ。」
まあ、同じ学部専攻ならこの課題もやったことあるか。
A「うわ...宏太先輩でも大変だったんですね。」
秀才のイメージだからそんな人が大変って言ってるのを聞くと...ヤバイなぁ。
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宏太「Aちゃんなら大丈夫でしょ。」
A「いや、私本読むのめちゃくちゃ遅いんで。」
宏太「じゃあまず読むとこからか。(笑)」
A「はい...。」
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今日帰ったらさっそく読み進めよう、と心に決めた。
自然と歩いているけれど、先輩の家はこっちの方面なのだろうか。
同じ高校だったというけど、ぶっちゃけこんなに喋るようになったのは今年に入ってからだし。
A「あの、先輩?」
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隣に並ぶとすごくわかる。
足は長いし顔は小さいし、背は高い。
ん?と微笑む先輩と視線を合わせるには目線を上げなければならないし。
A「先輩のお家もこっちですか?」
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宏太「んー...うん。でもせっかくだし送ってくよ。」
...せっかく、とは。
よくわからないけど、先輩も同じ方面なら別にいいのか。
レポート課題の話題は切り替わって、夏休みの楽しい話になった。
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今度旅行に行くという先輩の話を聞いていたら、家が見えてきた。
もう少し話を聞いていたいな、と思ったのも束の間。
家の前で鉢合った涼介くんがいつにも増して私を不機嫌な顔で見ている気がする。
A「あ、...涼介くん、も、お出かけ?」
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ゆき(プロフ) - あすみs、アドバイスありがとうございます!とっても参考になりました!これからもあすみさんの作品を読んでみたいなって思います!ほんっとにありがとうございました! (2018年9月5日 18時) (レス) id: 5d9e2a3ec1 (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - やまちさん» 最後まで読んでくださりありがとうございます! そうなんですね、、年の差って割とネックですよね、、、またどこかでこのふたりを書けたらいいなって思います。 (2018年9月5日 9時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
やまち(プロフ) - 完結お疲れ様でした!実際私も年齢差の恋に悩んだ時期があったので読んでてどこか懐かしさを感じました。気が向いたらでいいので続編書いて頂けたら嬉しいです。 (2018年9月5日 2時) (レス) id: 59c6021a01 (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - ゆきさん» ありがとうございます!! 書き手さんなんですね! 私も全然上手く書けないんですけど、気をつけてることは会話文ばかりにならないようにしたり、情景描写をなるべく入れるようにしたり、基本的な事としては誤字脱字を気をつけてます。 頑張ってくださいね! (2018年9月4日 22時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 初めまして!あすみsの小説を読むのは、これが初めてです!とっても面白いです!!私も小説を書いているんですけど、なかなか上手く書けなくて・・・上手く書くコツとかがあれば教えて欲しいです! (2018年8月10日 14時) (レス) id: 5d9e2a3ec1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あすみ | 作者ホームページ:https://twitter.com/?lang=ja
作成日時:2018年6月4日 20時