I can't let you go.【Jeonghan】

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あっという間に放課後が来て
今日はサラは泊まらないからいつも通り一人で下校する

考え事はたくさんしたけど、
それ以外には何事もなく帰ってご飯を食べて眠った。







＿＿＿朝。


「おはよう！！A！！」

「サラおはよう」

サラは先についていて元気よく私に挨拶をした
それに元気よく返して席に着く


「今日さ…」


キャーーーーーー！！


サラがなにかを言いかけた時女の子たちが悲鳴をあげた


だけど嬉しそうな悲鳴
黄色い声？ってやつかな


「どうしたんだろう」


そう言いながら悲鳴のする廊下の方へ顔を向けると


一瞬でわかった綺麗なシルエット

「ジョンハンさん？」




目があまりよくないけれど
教室の入口に立ってるジョンハンさんは
雰囲気がもう別世界で、すぐにわかった。



「おはよう、Aちゃん」

そう言っておいでおいでってするジョンハンさんに
私は近づく


サラが後ろで驚いている
そうか、私今学園一のアイドルに呼び出しされてるのか

それは注目されるわけだ




「おはようございます、どうしたんですか？」

周りでみんながざわざわして
私たちを見る


羨ましそうに見る子や
ただ嬉しそうに見る子
中には睨んでる子もいる。

なんだか、落ち着かない。




「あのさ、今日もみんなでご飯食べない？お昼」

だけど、
そんなのお構い無しにジョンハンさんはそう言った



「え、えっと…」

急にそんなこと言われると思っていなかったから
びっくりしてしまって



「ごめん…嫌だったよね」


ジョンハンさんはすごく悲しそうな顔をしている

傷つけたいわけじゃないんです、



「ごめんなさい、ちょっとびっくりしちゃって。是非！」

行きましょう中庭！そう言って私は笑う




するとジョンハンさんは嬉しそうに笑って
ありがとう。嬉しいと言った


「じゃあ、お昼に中庭で待ってるね。サラちゃんにも伝えておいて」


そう言ってジョンハンさんは手を振って階段を降りて言った。
同時に、私も教室の自分の席に戻る


周りの女の子たちがヒソヒソと話している


居心地が悪い



「Aジョンハンさんに呼び出されるなんて！なにしたの？！」


サラが心配そうに言う

「今日のお昼サラと私とご飯食べようって！」

「ええ！私も？！」


サラは嬉しそうに、感動！と言って
涙を拭うような真似をする


「ジスさんと会えたらいいね、サラ」

そう言って笑うと
サラはにっこり笑って頷いた。

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