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「よし、ここに座れる?」
シュアがお風呂マットの上を指差す。
どうやってこんなもの見つけたのかって?
ドギョミがシャワーする時にめんどくさいから地面に座りたくて買ってみたらしいけど、
みんなから邪魔だよとブーイングされて
悲しい顔で押入れに入れてた姿を思い出したからだ。
ナイス!ドギョマ!使いどころあったじゃん!
これなら柔らかくて椅子から落ちる心配もないし最高だ。
僕の腕の中で頷くAはやっぱり猫みたいで
本当に捨て猫を拾ってきたような気分だった。
守ってあげたい。そんな感じ。
JS「先にあったかくするね」
そう言いながらズボンの裾と服の袖を捲り上げると、お風呂マットにシャワーでお湯をかけ始めるシュア
一緒に裸でお風呂に入って洗い方を教えてあげてほしいのに、シュアでも裸は無理だったかー、なんて自分が出来ないのにうるさくは言えなくて黙った。
JS「この温度でいいかな、40度だけど」
「うん、ちょっと座ってみよっか」
そう言ってゆっくりとマットに下ろす
あらかじめ靴下は脱いでいたからマットに僕も足をつける形になる。
生ぬるくていい感じ、だと思う
いつもは43度とかだから
冷たいお風呂に入っていたAには多分丁度良い
ゆっくりと降ろそうとすると降りたくないという様にAが僕の服を強く掴んで離さない。
「震えてる…ごめんね。僕も一緒に座るから大丈夫だよ」
ズボンを履いたままだったけど、僕はマットに膝をつけてもう一度Aをぎゅっと抱きしめた。
その後にゆっくり足にお湯をかけてみるとだんだん慣れてきたのか震えることはなくなっていた。
そしてゆっくりとお尻をマットにつける様に座らせると
僕から手を離しマットを伝うお湯を触り始めた。
お姫様座りでぺたんと座るAの髪は長くマットについていて
不思議なものをみる様なその目は初めてみる少しキラキラした目でお湯が嬉しかったのかな?なんてフッと笑みがこぼれた。
「じゃあシュアお願いね」
JS「分かった。頑張る」
シュアはウンウンと頷いて意気込んでいる。
珍しく余裕のない感じだ。
ほんとごめん。でも僕
絶対お風呂なんて入れられないもん
そんなことを考えて勝手に恥ずかしくなる。
ほっぺを膨らませて息をフーッと吐いた後
僕は濡れたズボンを洗濯機に投げ入れて
その辺に落ちていた誰かのズボンを履く。
お風呂から出てきたら次はご飯だな
そう思いながら僕はリビングに向かった。
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honey(プロフ) - モノクロさん» モノクロさん!コメント嬉しすぎてありがとうございます!!!!どうしても私が書くとジスハン濃くなってしまいますがみんな出せていけるように頑張りますww女の子ちゃん頑張って欲しいですね! ここからどんどん甘々になっていきますよー!お楽しみに!! (2019年6月22日 12時) (レス) id: 4ce9f94577 (このIDを非表示/違反報告)
モノクロ - はじめまして。このお話凄くタイプです!ジスハン大好きなのでもう完璧すぎです!更新頑張ってください。女の子ちゃんも頑張れ〜!! (2019年6月22日 10時) (レス) id: ec5d80a5b4 (このIDを非表示/違反報告)
honey(プロフ) - catablackさん» コメントありがとうございます!!嬉しすぎて捗ります!!頑張って描くので待ってたください!!ありがとうございます!!! (2019年5月8日 2時) (レス) id: 0e2b792297 (このIDを非表示/違反報告)
honey(プロフ) - むたさんさん» むたさん!!はじめましてコメントありがとうございます!!別作品も書いてますので更新がバラバラになると思いますが頑張りますので是非楽しみにしていてください!!嬉しいです!!!! (2019年5月8日 2時) (レス) id: 0e2b792297 (このIDを非表示/違反報告)
catablack - だんだんと内容が深くなっていく感じがいいです!!!!更新楽しみにしてますね!応援しています!! (2019年5月7日 1時) (レス) id: 5c0644c360 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:honey | 作成日時:2019年4月30日 2時