ナイスなタイミング ページ9
「ただいま・・・」
「あっあんたもうすぐ植木屋さん来るんだけどさ、ばあちゃんがちょっと調子悪くってあたし今から病院連れていくからさ、あんた植木屋さん来てたらちゃんとお菓子とか出しといてよ」
「あ・・・・うん・・・え?昼は?」
「テーブルに置いてるよ、慧君のもあるから」
「え?」
「仲直りしたんでしょ?あんたからちゃんと謝ったの?」
母ちゃんがにやにやしながら俺を見る
「まぁ・・うん・・」
見透かされてることが照れくさくてむすっとして答えると
「どうせ慧君から先に謝ってもらったんでしょ?」
って言ってかあちゃんが笑いながら玄関へ行った
「あ〜もう今日もあっついわね〜・・ふう・・じゃあいってくるわ、植木屋さんには最初と最後に出すんだよっわかったね?」
キッチンにいる俺に聞こえるよう大声出しながら玄関ドア開けて出て行った
「ったく忙しいなぁ母ちゃん・・・おっオムライスだっ♡やった!」
かかっているラップが湯気で曇ってて、まだ熱々なんだろうなと思うと急にお腹がすいてきた
「ぐ〜」
「カチャ」
俺のお腹が鳴るのと玄関のドアがカチャって開くのとほぼ同じタイミングで、いのちゃんの声がした
「だいちゃーん・・早いけどいい〰?」
すげーな、奇跡的なタイミングだなって笑えてきて
「ははっすげータイミングだよ(笑)いのちゃーんはやく〰っ」
キッチンから大声で呼んで早く来いとせかすと、大ちゃん何笑ってんの?っていのちゃんも笑いながらやって来た
「あれ?おばさんは?」
「あ、母ちゃん出掛けたからさ、二人でこれ食っとけって」
「わあラッキー♡おばさんのオムライス大好き〜」
まだ十分に温かいオムライスだからレンチンもしなくていいやと二人ですぐに食べ始める
「んぐ・・ん・・うんめ〰っつつつつ」
「大ちゃんほんとオムライス好きだねぇ」
「うん、俺マジで月の半分オムライスでもいいわ〜あと半分はハンバーグとナポリタンで」
「それってお子様ランチをバラバラに出しているってことじゃん(笑)僕はやっぱり白飯が欲しいけどなぁ・・それに鮭なんかあれば最高だよ」
「ほんといのちゃんじいさんみたいだな(笑)はぁ・・・ん・・・んめ〰最高〜ん・・ぐっ・・ごほっ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 138人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「有岡大貴」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
honeybee(プロフ) - 華月ちゃん なんかもう手が届かない(元々届かないけど)すごい存在になったなぁと感動ですよね。 (2019年9月13日 21時) (
レス) id: 0e16804fe5 (このIDを非表示/違反報告)
華月(プロフ) - はにちゃん、連載スタートおめでとう^^楽しみにしてるね♪いや、マジあらしさんにはびっくりしております…ほんともうすんごい遠い存在になっちゃったなぁ…(感涙)いやいや、これからの有岡くん楽しみにしているわvV (2019年9月13日 18時) (レス) id: a0ab68cfff (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：honeybee
| 作成日時：2019年9月13日 17時
