ヒントくれよ〜 ページ19
いのちゃんを見送るのに外に出て、俺達はさっきまで木があった場所に立ってる
「なんか・・変な感じだな・・木がないってのも」
「ん・・・そだね・・・なんか・・ここってこんな広かったっけね?」
「だよな・・ん・・ん?これなに?」
木の根っこがあったところに何か丸いものがある・・・なんだこれ?
「何だろこれ?スーパーボール?子どもが捨てたかな?」
足元のそれを拾っていのちゃんに見せたら
「えっ・・もしかして」
「なっ?なに?」
いのちゃんが急にでっかい声出すから思わず手の中のそれがポロリとこぼれた
「ああっだいちゃんっ」
いのちゃんが慌てて下に落ちる前にそれをキャッチして手の中でフーフーと息をかけて土ぼこりを払ってるよ
「なんなのそれ?」
わけがわかんない俺は少しだけ苛ついていのちゃんの手元からそれを奪うと、すっかり土ぼこりが取れたそれの正体がすぐに分かった
「なんだよこれガチャガチャのカプセルじゃん」って俺が笑うと
「タイムカプセルだよ・・ほら・・」って言ってカプセルをぐいって押して二つに分けると中から小さな紙きれが二個出てきて
「うわぁ・・・・・なつかしいなぁ・・・ふふ・・」
いのちゃんが自分にしか見えない高さで紙広げて読んで笑ってるのずるいよっ
「なんだよっみせろよっ」
俺が奪いに行くと手を上にあげて紙きれをひらひらしてる
「はい、大ちゃん問題です!大ちゃんは何て書いたでしょうか?」
「なんだよっも‥そんなの覚えて・・」
「覚えてないの?」
いのちゃんが芝居っけたっぷりに悲しそうな顔する
「も・・・お・・覚えてるよ・・」
苦し紛れに俺が言うと
「はい、ではなんでしょ?」
っていうから
「ひ・・・ヒント位くれよっ」っていうと
「ヒント?ふふ・・・・そうだなぁ・・・僕らは7年経ってもぜーんぜん成長していませーんってことかな(笑)」
それそれだけいうと紙きれを握って後ろに隠した
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honeybee(プロフ) - 華月ちゃん なんかもう手が届かない(元々届かないけど)すごい存在になったなぁと感動ですよね。 (2019年9月13日 21時) (
レス) id: 0e16804fe5 (このIDを非表示/違反報告)
華月(プロフ) - はにちゃん、連載スタートおめでとう^^楽しみにしてるね♪いや、マジあらしさんにはびっくりしております…ほんともうすんごい遠い存在になっちゃったなぁ…(感涙)いやいや、これからの有岡くん楽しみにしているわvV (2019年9月13日 18時) (レス) id: a0ab68cfff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：honeybee
| 作成日時：2019年9月13日 17時
