作業が始まる ページ11
「あ・・・・はい・・え・・と・・」
「あと一人長瀬ってのが来ますが、とりあえず養生と準備を私とこっちの城島の二人でしますんでいいっすかね?」
今日は朝から2件の庭をしてきたっていう二人の植木屋さんはびっくりするほど日焼けしていて、額に巻いているタオルにも汗がにじんでいた
「あの・・はい、あの・・」
なんかやらなきゃいけねえことあったなと思いながら植木屋さんの迫力に押されてしまってまごついてると奥からいのちゃんがお盆もってやって来た
「あの、先に良かったら冷たいものでも・・」
いのちゃんが氷を入れた麦茶と水ようかんを入れたお盆を持ってきて職人さんたちに勧めてくれる
「ああ、こりゃすいません、遠慮なくいただきます」
ここどうぞって玄関に座ってもらって、二階にいるので何かありましたら呼んでくださいって言うとわかりましたっていってた。
「いのちゃん・・・あの・・ありがと・・俺、お茶のこと忘れてた」
「ああ、冷蔵庫に和菓子が入っていたからこれかなって思ってね、でももっと後でもまた入れてあげなきゃだから、その時は大ちゃんがしてあげてよ」
「あ・・・うん」
「大ちゃん・・・・・二階・・いこっか?」
「・・・うん・・」
二人でのそのそと階段上がりながら、何かに似てるなこの気持ち・・ってずっと考えてた。
「どきどきするね」
先に上がっているいのちゃんが後ろを振り向かずにぽつりと言う
「うん・・・なんか・・・」
そうだ・・ひいばあちゃんの葬式の時の気持ちに似てんだって思った
「ん?」
今度はいのちゃんが後ろ振り向いたけど「何もねぇよ」って答えた
窓のところから下見ると、植木屋さんがキビキビと動いている
「ねぇ大ちゃん、ここに椅子おいて見ようか」
椅子に座って窓枠から顔だけ出してみるような感じで二人で並んで眺める
植木屋さんは塀の角の所に養生したり、ガレージを覆ったり・・あと、ビニールシートを大きく広げて枝を落とし始めてた
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honeybee(プロフ) - 華月ちゃん なんかもう手が届かない(元々届かないけど)すごい存在になったなぁと感動ですよね。 (2019年9月13日 21時) (
レス) id: 0e16804fe5 (このIDを非表示/違反報告)
華月(プロフ) - はにちゃん、連載スタートおめでとう^^楽しみにしてるね♪いや、マジあらしさんにはびっくりしております…ほんともうすんごい遠い存在になっちゃったなぁ…(感涙)いやいや、これからの有岡くん楽しみにしているわvV (2019年9月13日 18時) (レス) id: a0ab68cfff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：honeybee
| 作成日時：2019年9月13日 17時
