いのありのベイビーチョコラータ

モテるためには ページ13

すんだらすぐにズボンをあげて、ジャーっとトイレ流しながら水道で手を洗ってお風呂へ



「いのちゃーん腹痛かったの〜?食べすぎじゃね?」



とうに体を洗ったであろう大ちゃんが湯船につかりながら声かけてくる


「ん?・・あ・・はは、おばさんのコロッケおいしすぎて食べ過ぎたかな?‥大丈夫だよ」


手早く服を脱いで、どこかにさっきしたことのいやらしい痕跡が残っていないかちらりと洗面所の鏡で自分の裸をチェックしてすぐにドアを開ける


「う〜っさっぶっ・・・」



大ちゃんの体の横に手桶を入れて熱いお湯を体にかけると今度は熱くて悲鳴を上げる


「あっちちちちちっ」


「はははっおーげさだな〜・・俺洗ってやるよ」



「えっ?い・・いいよ、大ちゃんゆっくりつかってたらいいから」



「いいからいいから」


ノリノリの大ちゃんがタオル泡立てて僕の背中をごしごしと背中を洗い出すから僕も自分の髪を洗う


「いのちゃんの肌ってさぁ」


「ん?なに?」



大ちゃんがいきなり僕の肌のこと聞いてくる


「なんてーの?・・なんか・・真っ白だし・・なんか・・つるつるしてるし・・なんか女の子みたいっていうか・・」



「なんだよそれぇ(笑)」



「なのにさぁ・・」


喋ってるけど洗う手は止めないまま僕の右手を大きく上げせて


「いのちゃんの腋毛やばくね?」

っていきなり笑いだす




「な・・何がよ?・・そんなの・・誰だって生えてんじゃん」



「いや・・だってさ・・(笑)この顔でこの肌で・・で、この腋毛ってさ、バランス悪くね?」



大ちゃんは笑いながらも反対側の腕上げさせて僕の脇をぐりぐり強くこする



「もっくすっ・・くすぐったいしっもうっ・・バランスってなんだよっ」



ぬるぬるした体をよじって脇をしめる僕



「もうっ逃げるなって(笑)え〜伊野尾君ってあんな可愛い顔して腋毛ボーボーってちょっと萎え〰とか言われるからさ」



「誰にそんなこと言われるんだよっ!てか、別にほんとのことだし言われていいしっ」



「俺ら高1だぜ?モテモテになるためには女子受けを一番に考えなきゃだし・・やっぱこれはちょっとカットしたほうがいいから・・よしっ俺に任せな」



「ま・・・任せなって・・」

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