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141. そのことじゃなくて ページ41
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俺が、コホッ、と軽く咳払いをして、
「この前はごめん。なんか、俺、本当にびっくりしちゃって、テンパったまま帰っちゃって。」
と言うと、Aちゃんは、
「この前･･･？ああ！あれね！ミカエルの！」
って忘れてた〜的なリアクションをした後、
「謝るようなこと、なにもないのに〜。あんなことが急に起きたら、誰だって驚くよね(笑)私も初めて見たとき、驚いたもん！」
って、何事もないかのように言った。
でも、俺が言いたかったのは、そのことじゃなくて。
「いや、そうじゃないんだ。あ、そうだけど。って、紛らわしいな(笑)俺、確かにびっくりはしたんだけど、そのことよりも気になってることがあって。」
そう言って、俺も手に持っていたカップを置いて、
Aちゃんのほうに体を向けた。
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作者名：ゆん*
| 作成日時：2013年11月10日 19時
