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神宮寺に頭を撫でられる。励ますように。細い彼の指が、私の髪をわしゃわしゃと崩す。


するとそこに、タイミングが良いのか悪いのか

廉が戻ってきた。





「おい!さわんなぼけ」

「いーじゃん、Aは廉のものじゃない。」

「れんってよぶなあああ!」




廉が神宮寺の反対側どかっと座り、挟まれる私。
間を挟み二人はけんかをする。

こんなに廉が元気いっぱいなの、新鮮だなあ。


学校ではお友達居たみたいだけど、お家に連れて来ることはなかったから
廉が私以外の誰かと話していると、なんだか嬉しくなる。








そんな気持ちで廉を見ていると、いきなり廉は立ち上がり大きな声を出した。





「ねえちゃん!!!!!!!俺決めた!」

「…えっ、なに」

「お前今完全にボーッとしてただろ」

「うっまあ」


「ねーいいから!!聞いてや!

俺、ねえちゃんと勇太の学校行く!」




ええやろ?、って付け足す廉。

まって。
ほんとにボーッとしてて分かんなかった。


廉が進路を考えてる…?






「本気なの?廉」

「うん!だって勇太とおねえちゃん二人にしたら勇太何するか分かんないし…それに、

高校行かんでええって思ってたけど、二人見てると羨ましいんやもん。高校で仲良くなったんやろ?
勇太みたいにねえちゃんくらいの可愛い友達つくる!!!」





キラキラと目を輝かせ、そう語る。
要するに、アオハルというやつをえんじょいしたい訳ですね…

廉も、成長してってるのかなあ。



でも、ここで神宮寺が爆弾。


「それ別に良いと思うけどさ……
俺らの学校偏差値65だぜ?廉いけんの?」








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平成せくすぃ(プロフ) - 受験頑張ってください! (2016年1月5日 21時) (レス) id: 75fead3553 (このIDを非表示/違反報告)
永岩野 涼香 - ずっと待ってるので、頑張ってください !! (2015年12月22日 17時) (レス) id: c31b7b1d1d (このIDを非表示/違反報告)
yuna - このお話大好きです!更新再開待ってます。がんばってください! (2015年10月20日 19時) (レス) id: e19ab44bc8 (このIDを非表示/違反報告)
柊鈴 - 更新頑張って下さい!待っています。 (2015年10月10日 9時) (レス) id: 14c9d287fd (このIDを非表示/違反報告)
柊鈴 - 続きめちゃくちゃ気になります。更新頑張って下さい! (2015年9月25日 15時) (レス) id: 14c9d287fd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴぱぽちゃん | 作成日時:2015年8月14日 12時

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