放課後、図書室【廉&勇太】

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「あちーな」

「せやな」

「かき氷買ったじゃーん」

「それ俺がな！？弟くんもAも2つずつ食うとかほんと容赦ねえ！」





結局、三人でうみきました。

って、廉もなんだかんだ
神宮寺と仲良くなってるし。







「なあ、ねえちゃん。
浅いとこ行ってきていい？」

「うーんええよ気をつけてね」

「よっしゃ！勇太も行こう？」

「…あー、俺はいいや。」




あ、廉、しゅんってなった。



神宮寺行ってやればいいのに、って思ったけど

神宮寺がこっそりアイコンタクトしてきたから、それを察して廉だけ行かせた。

話しの内容もなんとな〜くわかるしね。










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「なあ」

「うん」

「弟くんって見かけと違って子供っぽいのな。てかお前に弟いたとはな！！！
いくつ、なの？」



やっぱり。

姉の私が言うのもなんだけど、廉はわりと長身で、端正な顔立ちをしている。

一方中身はすっっっっごい子供。


気まずそうにそっとこちらを伺ってくる神宮寺も、病気かなにかだと疑ってるんだろう。そんな人は今までにたくさんいた。




「15だよ。子供っぽいのは、学校にも行ってなかったし、私以外と関わって来なかったから。」

「……………そう、なんだ」



浅瀬でパシャパシャと水を蹴っている廉を見る。


廉を見ていると、時々感じるんだ。

このままで良いのかって。









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