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「ねぇ、かずなり！。
ホントに？。
本当にしてくれる？。」
「モチロン。
かずきくんは右利き？。
左利き？。」
「左利き！。」
「あれ？。
そうなの？。
俺と一緒じゃん。」
「かずなり左利きなんだ！。」
「うん。
でもまあ、右手も使える。」
「投げるのは左。
打つのは右。
箸は左。
書くのは右。」
「へぇ。
俺も右手で文字書く。」
「一緒じゃんね。」
「うん。」
さっきまで無視してたの。
嘘みたいに懐いてきて。
子供って難しいなって。
心の中でさ。
ちゃんと考えてるんだろうね。
いやまあさ？。
子供なりの天真爛漫さっていうか。
素直さっていうか。
特有なものはあるんだろうけど。
きっと大人が思ってるより。
すんげぇ、立派な子供なわけで。
親ってもんはいろんな意味で大変で。
実果チャンは一人で頑張って。
スゲェって思うと同時に。
俺が。
支えてやりたい。
その気持ちが膨らむ。
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作者名：ももりんご | 作成日時：2015年2月24日 22時
