粟田口兄弟の…唯一の刀剣女士 (ページ2)

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一期…お久しぶりでありんすね。…なんてね。ページ2

主『…お披露目行こか。』

花魁「はぁ、お披露目でありんすか。」

…廓言葉、いい。素敵！色っぽい！好きだ！

花魁「…そうでありんすか。ぬし様は廓言葉が好きでありんすか。…なら、これからは廓言葉でしゃべりんす。」

主『うぇ!?なんで俺の思ってたことを！さては、妖怪さとりか、貴様ぁ！』

妖怪さとり…恐ろしい妖怪だな！

花魁「…はぁ、ぬし様はほんにきんちゃきんじゅうろうでありんすね。」

きん？…何て言った？何語？意味わかんね。

花魁「…はぁ、きんちゃきんじゅうろう…バカって意味でありんす。」

主『ああ、バカって…こら。』

バカって…ドイヒー。泣くぞ？俺泣くぞ！

花魁「…クスクスッ…ぬし様はほんに愛らしい。」

笑った。え、花魁って笑うの？…あ、いや、笑うんだろうけど。

主『///////(かああぁぁぁ』

花魁「ぬし様？…どうしたんでありんすか。顔が真っ赤で」

主『ほほほ、ほら行くぞ！』

くるりと方向を変えて大広間を目指す。

先に骨喰、鯰尾を行かせて皆を集めとくようにいったから、皆待ってるだろう。

…てか、あれはズルいだろ。

…チラリ

スルスルと長い着物を引き摺りながら後ろについてくる花魁。

…やっぱ、様になるな。…一枚の絵みてぇ。

…綺麗だ。…そのひとことしか出てこねぇ。

花魁「ぬし様？…お披露目とはどういったものでありんすか？」

小首を傾げる花魁…。くっ…可愛…。

ゴッゴッ(柱に頭を打ち付ける

花魁「!?(この人頭大丈夫かな」

花魁に止められようやく落ち着いた主。

主『皆に自己紹介して、飯食う位だよ。』

花魁「…そうでありんすか。」

大広間の扉の前には骨喰、鯰尾の姿が。

鯰尾「主さん、随分遅かったですねー。…姉さんに手を出したら馬糞投げますよー。」

骨喰「…切る。」

主『セコム!?てか、骨喰まで!?鯰尾ならまだしも!』

…あ、花魁苦笑して、袖で口元を隠してる。…可愛…

鯰尾「主さん？」

骨喰「…」(花魁の前に立ちはだかる。

主『…ドイヒー。泣くぞ？俺泣くぞ？』

花魁「…早くお披露目終わらせらいでありんす。(ボソッ」

スパアアァァン←鯰尾、骨喰が襖を即時に開けた。

主『…行こか。』

花魁「あい。」

鯰尾、骨喰が花魁の横で男士に睨みを効かせる。

花魁「わちきは花魁藤四郎。…皆、かかいじゃなくおいらんって呼びんす。…わっちと一夜限りの戯れをしんせんか？…なんてね。」

粟田口「姉上(姉さん(かかい姉))!!!!」

花魁「久しぶりでありんすね。」