ストーリー56..過保護事件 ページ6
そして、次の日学校で、、、
リョーマ「早く来すぎたな。」
それもそうだろう。今の時刻は4:30である。
昨夜は1度も起きずに朝を迎えたリョーマは、早く目覚めてしまい、いつもは寝坊してゆっくりする暇などなかったため、何をしていいかわからず早々と学校へ来てしまったのだ。
リョーマ「朝練が始まるまで、、、、1時間半、、、、壁打ちでもしようかな。」
トン...トン...トン...パァン!!.........
1人で黙々と壁打ちをするリョーマは、水分を取るべくキリのいいところでストップした。
リョーマ「..ゴク..ゴク...えーっと、5時10分。え、まだ30分しか経ってないじゃん。皆いつも何時にきてんのかな?」
水分補給をしながら時計を確認したリョーマは、壁打ちを始めて、30分程度しか経っていないことが分かりあからさまに不貞腐れた顔をした。
リョーマの性格上、待たせることは当たり前の事だが、待たされるという事は無いに等しい。
故にほかの部員が、いつも何時に来ているかなど知る由もないのだ。
それに加え、テニスが大っ好きな少年だ。
1人で壁打ちをするだけでも十分に楽しいと思っているが、それも最初のうちだけですぐに対戦相手が欲しくなるのも仕方のないことである。
リョーマ「電話して侑士先輩でも呼び出そうかな。もう起きてそうだし。」
思い立ったらすぐ行動。それが、リョーマだ。
早速忍足に電話をかけていた。
プルルルル...プルル..ガチャ
忍足「もしもしリョーマ?!どないしたんや?!」
リョーマ「ちょっとゆーし先輩うるさい。(あ!ニヤ)
ねぇ、先輩、助けてストーカーされてるかも。怖いから早く!今すぐ!学校来て....あ、やばい....」
忍足「え?!リョーマ?!ちょ!」
ツー...ツー...ツー...
忍足「アカン切れてもうた。急がんとや!」
リョーマは電話した時の忍足の慌てように、悪い笑みを浮かべ、ありもしない事を言い、早く!今すぐ!と強調し一方的に電話を切った。
案の定、リョーマに過保護な、いや、ホ♡の字である忍足は、すぐさま家を飛び出したのである。
当の本人は呑気に壁打ちを再開していた。
この後、氷帝学園テニス部史上最大の過保護事件になるとも知らずに................
そして、リョーマはこの事件により、『口は災いの元』という言葉を覚えるのであった。
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まぁぁぁぁぁ(プロフ) - アークさん» アークさんコメントありがとうございます!!面白いと言って頂けると書いてる甲斐があります!かなりの亀更新何ですがこれからも読んでくれると嬉しいです (2020年2月15日 13時) (レス) id: 1c958b9351 (このIDを非表示/違反報告)
アーク - すごく面白かったです!次の更新が楽しみです。 (2020年2月14日 16時) (レス) id: 8e32feb4d2 (このIDを非表示/違反報告)
まぁぁぁぁぁ(プロフ) - ゆずきさん» ゆずきさんコメントありがとうございます!おもしろいと言ってもらえると書いてて良かったと実感できて嬉しいです (2020年1月12日 17時) (レス) id: 1c958b9351 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずき - おもしろかったです (2020年1月12日 11時) (レス) id: c6305122c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まぁぁぁぁぁぁ | 作者ホームページ:http://imaho.com
作成日時:2019年9月19日 23時