私に影山君の彼女は務まらない【影山飛雄】。2

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『半年記念日！』





『今日で３month♡ 』






『これからも大好き！！』









．






「…」






最近、SNSには、このような惚気投稿が増えている気がする。




私は何も考えずにとりあえずいいねを押していく。









「よく晒せるわ毎月…」









すると後ろから突然


「あ！影山の彼女！」


と、聞き覚えのある声で呼ばれた。









．









「！？(ビクッ)」









振り返ってみると、オレンジ君。









「あっ、オレン…じゃない、えと…」




日向「俺日向！」



「そうだったごめん…」



日向「全然！」









日向君は、ニカっと笑って言った。



影山君とは対称的な性格だなぁ…









．








「っあとさ…」


日向「？」



「影山の彼女っていう呼び方どうにかしてくれないかな…」









あんな大声で叫ばれたらそりゃ広まりますよ。









日向「っああ、ごめんその俺あなたの名前知らなくて…」






「あっ、Aといいます…！」





日向「Aか！！いい名前だな！！」




「どうも…w」






こんなにストレートに褒められたら、普通に照れてしまう。








．









「その、Aさんって＿＿」






「おい日向！！」









．









後ろから日向君を呼ぶ声。




ボケェとか付いてきそうな勢いだ。









日向「げっ影山…やべー、またね！」




「あっ、うん、頑張って…！」



日向「おう！！」









日向君は走って影山君の元へ走って行った。






影山君と目が合って、小さくお辞儀をされた。









．









体育館の方へと徐々に小さくなる2人の後ろ姿に




私はしばらく見とれていた。

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