私に影山君の彼女は務まらない【影山飛雄】。2

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田中「影山ァァ！！！出てこーーーい！！！！」




西谷「部活はじまんぞーー！…って、あ！！お前！！！」








「！？」


影山「！？ やっべ」









影山君は私から離れて私を背中に隠すように私の前に立った。


右手を背後に隠し、その右手で私の手は握られていた。









田中「やるなぁ、影山君よォ」



西谷「こんな学校のど真ん中でよ〜…」







影山「っ、やめてくださいよ！//」







近付いて来たのはこないだ教室に来た2人の先輩方であった。









田中「チューする時はちゃんと場所考えねーといけねーぞゴラァ」




影山「キッ！？し、してませんよ！！」









一気に耳を赤くしてしどろもどろになっている影山君が可愛い。






.









すると、









『おーーい、お前ら早く戻って来い！！』









西谷「あっ、だ、大地さん、…」






田中「おら！行くぞ影山」









影山「あ、はい！…じゃ…」








影山くんの手がゆっくり離れた。









どこか寂しげに、名残惜しそうに私を見つめてくる。









「大丈夫、行きなって部k_______、西谷「あっ」」









西谷「最後に彼女に何か一言言っとく？影山」

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