私に影山君の彼女は務まらない【影山飛雄】。2

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次の日の帰り。





私は委員会の仕事で花の水やりをしたので、



帰りが遅くなった。





帰ろうとしたら先生の世間話長いし…






時計を見ると、もう５時半をゆうに回っていた。









．









「…はぁ…」








ひとり、大きくため息をついた。









門から出るのに、体育館の横を通らなければならない。









少し淡い期待を持ちながら体育館の横を通るが




体育館には誰もいなかった。









今日は休みなのかな。









「はぁ…」







またため息をついてしまった。









白い息が顔の周りに広がる。









寒い…







早く帰ってこたつ入ろ…









．









．









「えっ、あ！！あれ影山の彼女じゃん！！！」





「！？」





ビクッ







．









ゆっくりと後ろを振り返ると、自転車を押し歩くオレンジ君と、







影山君。









影山「やめろ日向…」





「じゃーな2人とも！！」







日向と呼ばれるオレンジ君は、自転車に乗って勢いよく行ってしまった。









．









．









影山「…」




「…」









．








心臓バクバクです


なにこの展開。









．









影山「…まぁ、行くか」




「あ…うん」








と、影山くんは、自転車にまたがった。









．









影山「…家まで送るから、乗れ」

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