くりひろい(中) ページ25
.
ym side
『わぁ〜♡くりの木、おおきい〜♡』
くりの木を見あげ、瞳を くりくり(あ、韻踏んじゃった♡)させる けいちゃん。
いっしょうけんめい歩いた もふもふ♡の足は
ちょっぴり汚れていて、
「けいちゃん。ここまで歩いたの えらかったね」
いたわるように けいちゃんの足を撫でてあげると、
『はいっ！だってぼく、おにいちゃんだもんっ』
けいちゃんは 自慢げに そう告げ、ぴぃ♡と鼻を鳴らした。
「―――っ」
かわいぃぃぃぃぃぃ♡♡♡♡♡
さっき俺が「けいちゃん。疲れたら言ってね。俺の背中に乗せてあげるよ♡(もちろん、だっこでも可♡)」と誘った時の
『はいっ！でもぼく、歩けるところまで、がんばって歩きます！』という けいちゃんの宣言に、
なんっって強い子なんだ！と 感心して涙ぐんじゃったけど(やっぱり、ご両親の教育が良いんだなぁ♡)、
やっぱり、結局は かわい子ちゃんなんじゃん♡♡
あぁ、もう、沼♡
"けいちゃんの魅力"という沼に はまって抜け出せない♡♡いや、抜け出さないけど♡
「……そっか、けいちゃんは おにいちゃんなんだね」
『はいっ。"けいと"って弟がいるんですっ。まだ小さいから、ぼくが だっこしたり、おんぶしてあげるんですっ』
ほめてくれ、と言わんばかりに きらきら♡瞳を輝かせ
俺を見あげる けいちゃんは、
おにいちゃんだけど、やっぱり どこか幼くて、
「えらいね、けいちゃん。……でも、俺にとっては、けいちゃんは おにいちゃんじゃなくて 恋仲♡だから、いっぱい あまえていいんだよ♡♡」
俺は けいちゃんの頭を撫で、
ちゅっ♡
くちびるに くちつけた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 290人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：本田
| 作成日時：2019年10月13日 21時
