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04 ─ 任務 ページ16

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「ほんとにここ?」


私は目の前に建つ洋館を見上げて首を傾げる。

任務に行った冥さんと歌姫先輩から2日間も連絡がないということで、私たちが派遣された。
目の前の洋館がその現場らしいのだがそんな気配は感じられず。


「間違いねぇよ。どうやら呪霊が厄介な結界を張ってるみてぇだけど」


六眼で何でもお見通しの五条が私の問いに答える。

結界のせいで冥さんと歌姫先輩は出られないのだろうか。
だとしても冥さんとかなら、あっさり破りそうだけどなぁ。2日もかからないと思う。


「んじゃまあ、一撃でいくとするか」


五条はそう言うや否や洋館に向けて術式を放った。

中に歌姫先輩たちがいるんだし、もっと丁寧にやった方がいいのではと思ったけど五条のことだからどうにもならないと考えて口を閉じる。

次の瞬間、洋館はズンッと音を立てて爆発し、バラバラと崩壊していく。


建物があった所には大きな窪みができ、歌姫先輩と冥さんが現れた。

冥さんは瓦礫を上手く避けていたが、歌姫先輩は避けきれず窪みの中央に座り込んでいる。

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作者名:穂波 | 作成日時:2021年11月20日 22時

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