俺の後輩は山田。(inym)

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そろそろ、5時だな。

俺には、作戦がある。

なんか、俺、もしかしたら山田くんに惚れちゃったかもしんない。

なんでってね〜。なんか、か弱い感じ？なんか、いじめたくなっちゃって〜。うふふ。

コンコン

来た来た。

ガチャ

ym｢失礼します。｣

in｢来た来た。ここ、座って。｣

ym｢はい。

in｢なんで仕事辞めたいの？｣

ym｢退職願見てないんですか？｣

そうきたか。退職願見たけど、書き方がおもしろすぎて。だって

　 退職願
　 仕事を辞めたいです。
　 お願いします。
　 山田涼介。


って、書いてあったんだよ！簡潔すぎて。退職願の書き方とか見たこと無いのかな〜。

in｢見たけど、これじゃわかんないよ。ハハッ｣

目がビックリしてる。自分的には頑張ったのかしら。面白い。


なんか、椅子から、立っちゃったんだけど、


えっ、帰んの！？

これは、マズイ。

俺は、山田の腕を掴んだ。

そして、後ろから抱きしめた。耳が赤い。もしかして、照れてるのかな？

耳元で、

in｢なんで、逃げんの？誰も、帰っていいとは言ってませーん。｣

ym｢えっ…。｣

in｢そんなに言わないんなら、俺の言いなりになってよ。｣


山田くん、完全フリーズ。

俺は、山田の顔を見て、

in｢仕事辞めたいなら俺の言うことを聞け。いいでしょぉ？｣

どうだ！俺の、本気の上目遣い！

俺、顔とか見た目が女子みたいってよく言われるから、これで落ちるだろ！

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