本当の笑顔を求めて2 【名前変換】

60 ページ10

あ「行ってきます！」

涼介「行ってくる。」









母「いってらっしゃーい♪」

義理父「気を付けて。」









昨日の「納豆事件」があるので仕方なく、涼介と一緒に家を出た私。









2人で自転車に乗って登校する。

絶対、誰かに見られたくない。









あ「…で、どこまで一緒に行くの？」

私は嫌々に聞いてみた。









涼介「は？ どーせ目的地一緒なんだから、んな事気にしなくても…」

あ「私が嫌なの！！」









ニマニマ笑って私を見てくる涼介。

コイツ、絶対この状況を楽しんでる！









あ「じゃあ、あそこの橋までね。

橋渡ったら、私は左に曲がるから！









そっちはまっすぐ行けばいいでしょ？」









本当は橋を渡ってまっすぐ行った方が学校に近いけど、

こうなったらちょっと遠回りして行くしかない。









涼介「ハイハイ。」

涼介は割と素直に納得したようだ。









橋を渡りきって、私は左に曲がった。

涼介はまっすぐ進んでいった。









ってか何で一緒に学校行きたがるかな？

普通兄妹って恥ずかしがって、別々に学校行くもんでしょ？









アイツが、わからない。

61→←59

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す