６の世界【此方の方が良いな】 ページ23
「―――という訳なので、反銀河連邦軍と対話したいと思うんですけど…ヘルズさんはツテとかあります？」
イヴァン達が見守る中、客室で寛いでいた彼女に直球で訊いてみたら、彼女はいやに素直に頷いた。
「あるぞ。彼奴等、焦っている故にか慎重になっているからなぁ。確かに…下っぱに会うならまだしも、ボスと会うには時間が掛かりすぎるだろう。我輩に声を掛けたのは見事と言うしかあるまい。何せ我輩は…天・才！な医者だからな！何回か治療をしたことがあるゆえ、顔見知りだ」
「そうですか…じゃあ、お願いして大丈夫ですか？」
「ああ…任されたぞ！というか、元々そのつもりであったから渡りに船だ！ついでに気絶したままの貧弱な下っぱ共も突っ返す故、何か小型艦を貸してくれ！」
「あー…実は凄い能力を持ってる人(骨？)が居るので、場所を言ってくれれば一瞬ですよ」
これぐらいはばらしても良いだろうとの事なので(ていうかこれを使わなくては不便すぎる)、能力者であるサンジィさん本人の許可を得て言ってます。
そんな凄い能力者が居ることに、ヘルズ闇医者は目を剥いた。
そして静かに頷く。
「…成る程。その様な能力があっても尚、倒しきれぬ理由があるのか。あ、ご褒美に帰ってきたらもう一回壁ドンをしてくれんか！？なんだかドキドキしてきて新開拓をしてしまいそうだ！嗚呼！！竿も付けるべきだったな…なんて致命的な失敗を…」
「ちょっと何言ってるか解らないですね」
慌てて私を助けてくれたロシアちゃん。離れた私に気付かず、ぶつぶつ呟いてるヘルズ闇医者を魔法で持ち上げて、雑に運んでいるイヴァンが見えた。ちょっとアレな音がしているけれど、イヴァンは気にしていないもよう。
あ、私、見つけて直ぐヘルズ闇医者に壁ドンしたんです。聞いてくれるかなって。
まあ、肝心な部分は聞いてくれたので、扱いは間違っていないようだ。
「どんどん問題児の扱いが上手に」
「ははは…ハンガリーも問題児に囲まれたら上手くなるよ」
「問題児はプロイセンで充分よ…」
溜め息を吐くハンガリーさん。話に出されたプロイセンは、とても真剣な顔をしていた。
知っているぞ、あの顔。多分、格好いいポーズを考えている顔だ。
前にあんな顔をしていた時に訊いたら、格好いいポーズの話を出されて脱力した記憶がある。
ハンガリーはそうとは知らず、私の視線先であるプロイセンを見て「あ、流石に今は、真剣に考えているのかな」と言う。否定はしないでおいた。
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ヴァーニャ(プロフ) - ぴーちゃんさん» コメントありがとうございます！自分の萌えの為にアレもこれもと欲望ごった煮で書き始めた為、アナザーキャラという変態たちを出していいのか不安でしたが、そう言っていただけると安心しましたし嬉しいです！更新は…気長にお待ち下さい(^^ゞ (2019年8月11日 17時) (
レス) id: 3ca6ab6753 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーちゃん - まだ御使いの9までしか読めてないけどこのシリーズ大好きです。何年か前からヘタリアにハマりっぱなしだし、もっとはやくから応援したかったです…。今さらですが応援してます、更新待ってます(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2019年8月9日 13時) (レス) id: 50f98fc46b (このIDを非表示/違反報告)
ヴァーニャ(プロフ) - めめさん» 遅くなりましたが、コメントありがとうございます！忙しいせいで更新が遅くなりすみません… (2019年6月14日 19時) (レス) id: 3ca6ab6753 (このIDを非表示/違反報告)
めめ - 待ってました〜〜〜〜！！！！！！！！ (2019年6月9日 2時) (レス) id: dff1165fa4 (このIDを非表示/違反報告)
ヴァーニャ(プロフ) - めめさん» 嬉しいコメントありがとうございます！思っていたより長く続いてますが、これからも宜しくです！ (2019年2月23日 18時) (レス) id: 3ca6ab6753 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヴァーニャ | 作成日時：2018年11月20日 18時
