６の世界【彼奴いつか絞める】 ページ20
「………違うみたいだな」
占いの結果、手を組もうとしている情報は嘘だった。
しかし質の悪いことに、他にも書かれている情報の三分の一くらいは本当の情報だった。つまり、無視をする事が出来ない。嘘臭いと思っていた情報が本当だったりするのだもの。
例えば…ロキが面白がって１つ提案した事があるらしいんだけど、それがなんと―――ニャルラトホテプを一番に探しだした奴を真っ当な人間に戻してあげるっていうもの。
オリバーはこの事に『果たして“真っ当な人間”とやらが、こんな狂気にまみれた所業を行った記憶を抱えて、普通に生きていけるだろうか。それに奴の言う真っ当な人間とやらにも疑問が湧く。だって、奴は人間ではない。邪悪な神だ。』と書いていた。
これが本当の情報。
ヴィクターが攻撃力高い兵器の開発に成功したって情報は嘘だった。本当の話っぽいけど、占い結果がイイエだったから…
「イギリスのスキルがあって良かったー」
「本当にイギリスくんのスキルは便利だよね」
「いやー、一家に１イギリスだな！」
「天気予報とか、やりようによってはもっと活用できるわね」
「地味に一番便利じゃないか？」
私、ロシア、プロイセン、ハンガリー、ロヴィーノの順で褒めると、イギリスは「まあ…使えなくもないよな」と、ツンと澄ました顔で言った。
ただし、うさぎ尻尾をぶんぶん振っている。多分滅茶苦茶喜んでるけど、表面に出さないようにしているのだろう。
後の本当の情報はくだらない事が多く、妙な疲れでいっぱいになった。
いやね、その…『今日は紫色の芋を食べた』とかそういう情報は無視をすべきなのにね、イギリスさんたら張り切って全部を調べてくれたんだよね。
誰が言えよう…
花弁にまみれて期待している目をしている人に『無駄が多い』なんて。
「イギ…」
「イギリスくんったら全部をやる事ないのに可愛いね！誉められて嬉しかったんだね！うふふっ」
なんで言うんだロシア！！
イギリスさんたら恥ずかしそうに俯いちゃったじゃないか！！
ニタリと笑った顔からして、ロシアはわざと言ったようだ。なんて奴だ。
呑気にしていると、近くに置いてあったオリバー特製うさぎぬいぐるみが立ち上がった。
綿しか入っていない、何の術式もないのに動いている…？
武器を向けて警戒していると、ぬいぐるみはパァァン！！と閃光を伴い弾けた！！
私達の網膜と鼓膜にダメージを与えるだけ与え、特に何もなく終わった。
なんだこの嫌がらせ…
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ヴァーニャ(プロフ) - ぴーちゃんさん» コメントありがとうございます！自分の萌えの為にアレもこれもと欲望ごった煮で書き始めた為、アナザーキャラという変態たちを出していいのか不安でしたが、そう言っていただけると安心しましたし嬉しいです！更新は…気長にお待ち下さい(^^ゞ (2019年8月11日 17時) (
レス) id: 3ca6ab6753 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーちゃん - まだ御使いの9までしか読めてないけどこのシリーズ大好きです。何年か前からヘタリアにハマりっぱなしだし、もっとはやくから応援したかったです…。今さらですが応援してます、更新待ってます(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2019年8月9日 13時) (レス) id: 50f98fc46b (このIDを非表示/違反報告)
ヴァーニャ(プロフ) - めめさん» 遅くなりましたが、コメントありがとうございます！忙しいせいで更新が遅くなりすみません… (2019年6月14日 19時) (レス) id: 3ca6ab6753 (このIDを非表示/違反報告)
めめ - 待ってました〜〜〜〜！！！！！！！！ (2019年6月9日 2時) (レス) id: dff1165fa4 (このIDを非表示/違反報告)
ヴァーニャ(プロフ) - めめさん» 嬉しいコメントありがとうございます！思っていたより長く続いてますが、これからも宜しくです！ (2019年2月23日 18時) (レス) id: 3ca6ab6753 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヴァーニャ | 作成日時：2018年11月20日 18時
