６の世界【意外な使い道】 ページ43
背後の妙な暖かみを考えないように意識をシャットアウトしようとしたら、見かねたフランスお兄さんが引き剥がしてくれました。
「嫌なら嫌って言わなきゃ駄目よ？じゃないと、アメリカみたいにわざとくっ付く野郎が出てくるよ？」
「えー…ならフランス、ロシアはどうなんだい？彼だってAにくっ付いてたじゃないか！」
「アメリカ…ほら見ろ、ロシアのピュアな瞳を。あれはただ、大好きな友達にくっ付いてたのを引き剥がされて不思議に思ってる顔だ」
皆でロシアを見てみると確かに、不思議そうに小首傾げて、ついでに熊耳をもふもふ揺らしていた。大人…なんだよね？あれの教育もまだな小学生じゃないよね？
「き、君は…本当にAを友達だって思っているだけなのか？いい歳した男なのに！？」
「アメリカくんったらもー！Aは友達じゃなくて、し・ん・ゆ・う！なの！」
「Oh, my god…」
驚愕するアメリカさん。そもそも、ロシアさんに恋愛感情なんて無いんじゃないかな。
フランスさんがこそっと耳打ちしてきた。
「ああいう奴に限って、実は超肉食系とかあるから気を付けなさいな。後、彼奴もそうか謎だけど、ロシアに住む人達は絶○だってさ。セッ○ス大国だし本当かもな〜。週に１５が普通らしいし彼奴は体力化け物だし下手したら…」
「何言ってるのかな！？」
ロシアにべしりと殴られて、壁に突き刺さったフランスさん。尻だけが見えていて、所謂“かべじり”状態になってしまった。尻だけになっても美人ですよフランスさん！
ああ、ロシアさん…！蹴るなんてなんて仕打ちを！厚底ブーツだから余計に痛い！
とんでもない情報や視界の暴力が入ってきたせいで、細かい事がどうでもよくなり、冷静に考えられるようになった。
恐らくオリバーは、どちらでも構わないのだろう。止めに来ても来なくても、無駄ではないのだから。
そしてこれは…通用するかの試しであり、面白いことが好きな悪神達を誘き寄せるものでもある…かもしれない。
確証はないけれど、どうやら大罪達は皆スキルを重宝していると同時に、嫌悪しているようだし。ただ、ロキと出会えても、どうする気なのかが解らない。ニャルラトホテプでも同じく。
あ、ロキといえば、この酷いスキル“神の悪戯”は効果範囲どのくらいあるのだろうか？ランダムとはいえ、上手くいけばオリバーに何らかの妨害が出来る。
…試してみるか。
使ってみたら、オリバーがいきなり吹っ飛んだ。ドリフのコントみたいに…
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ヴァーニャ(プロフ) - りーあんさん» 嬉しいコメントありがとうございます！私、変態＆ヤンデレキャラが好きでどこまで書いたら許されるのかびくびくしながら書いてますので、案外オリバーさんが受け入れられてホッとしてます(笑)更新頑張ります！ (2018年11月4日 20時) (
レス) id: 3ca6ab6753 (このIDを非表示/違反報告)
りーあん(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます！オリバーけっこう好きで、出てくるたびにうおおおってなってます！更新頑張ってください！ (2018年11月3日 21時) (レス) id: 5c83230587 (このIDを非表示/違反報告)
ヴァーニャ(プロフ) - 宇宙領ロシア州さん» 嬉しいコメントありがとうございます！更新時間がまちまちですみません… (2018年10月12日 19時) (レス) id: 3ca6ab6753 (このIDを非表示/違反報告)
宇宙領ロシア州 - いつも楽しく見させていただいてます！ (2018年10月12日 19時) (レス) id: e2e2848499 (このIDを非表示/違反報告)
ヴァーニャ(プロフ) - 抹茶さん» フランスさんじゃなきゃ、悪戯で済まなかったですよね(笑)大罪達も流石に全裸にされたら怯むと思われます(約２名省く) (2018年9月29日 19時) (レス) id: 3ca6ab6753 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヴァーニャ | 作成日時：2018年9月7日 23時
