５の世界【平和とは儚いもの】 ページ39
弱小とはいえ二つの国を短い期間で制圧し、無事に仲良し(無理矢理)にしました。
この世界の魔族にはファンタジーに有りがちな獣人とエルフとドワーフ等が居て、それらまとめて魔族と呼ばれているそうな。
獣人には某狩人なゲームの猫みたいに二足歩行の全身モフモフの動物顔から、ただ人間にケモ耳が生えただけのも居るらしい。魔王城にはそのモフモフ成分少ない奴しか居なかったなぁ…残念だ。
その残念な方のモフモ…いや、素晴らしいモフモフですよロシアさんは！だから睨まんといて！
熊耳生えたロシアさんは、隠すために帽子をかぶっていた。
…彼に馴染んでいた熊耳の呪いが、私の隠そうとする魔力に打ち勝ったんです。今も帽子がくすぐったいのかぴくぴくしているのが解る。一般人には解らないだろうが、私には解る。
血の気盛んな帝国は幻影魔法に気付いて警戒したのか、私達が２国目をモフモフ友好国…じゃなくて、魔国派にした辺りで引き下がって居なくなってました。
ちゃんとした原因はアメリカちゃんが探りに元気よく飛んで行った筈なんだけど…仕事早い彼にしてはちょっと遅いな。
あ、そう思った途端、アメリカが凄い早さで飛んで帰ってきた。
凄い早さだ。
まるで…誰かに追われているかのような…
「…Aさん。嫌なモノが見えた気がするんだけど気のせい…ですよね？」
「ロマーノさん。私にも見えた気がするけど気のせいだよ。とりあえず今凄く走りたい気分だから走ろうかしら」
ロマーノと私の二人して白目を剥いていると、据わった目をしたイギリスが「あのぴんくのキ○ガイ野郎、とうとう来やがったか」と呟く。
ロシアもミサイルを用意していた。駄目だよロシア。ミサイルは熊に放つもんだよ？
私は冷静に半泣きのフランスとロマーノをマイホームに押し込み、合流したアメリカを空飛ぶ絨毯に引き込んで魔力を流す。
私、アメリカ、ロシア、イギリス、カナダで迎え撃つは…不死身ですんごいしつこい変態、オリバーと…
うわ、オリバーばっか見てたけどルイスも居る！？
ナニカを食べたのか真っ赤な口元のルイスは、私達を見てニヤァと笑った。怖い。
マイホームの扉からフランスとロマーノが顔を出し、その笑顔を見てしまった。
「フランスこえぇぇぇ！！」
「俺じゃないよロマーノ！？俺はあんな怖い顔した事ないよ！？」
フランスはとばっちりを受けた！
幸いな事にオリバーとルイスは遊び半分っぽいので、ある程度は悲劇を避けれそうだ。
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ヴァーニャ(プロフ) - 抹茶さん» 彼等は一人一人がフルレイドボスみたいなもんですからね。ただ彼等はじゃれてるだけなので危険性は低いのです。 (2017年12月14日 19時) (
レス) id: ed671a183d (このIDを非表示/違反報告)
抹茶 - ヤバい奴ら来ちゃいましたね…([∂]Д[∂]) (2017年12月14日 6時) (レス) id: ccfee82074 (このIDを非表示/違反報告)
ヴァーニャ(プロフ) - キル・桜鬼乱さん» かーびぃさん甘くて美味しそうな見た目ですよね！そんな彼の☆にする機能、おもち達に多分きっと無い筈です…！ (2017年11月27日 22時) (レス) id: ed671a183d (このIDを非表示/違反報告)
キル・桜鬼乱(プロフ) - ヴァーニャさん» バキューム・・・あれ？だったらカービーさんと同じなのでは？ (2017年11月27日 7時) (レス) id: 6c90db0fc9 (このIDを非表示/違反報告)
ヴァーニャ(プロフ) - キル・桜鬼乱さん» もち達美味しそうですよね！めりかもちとろしあもちだと逆に此方が食べられそうで怖いです (2017年11月27日 0時) (レス) id: ed671a183d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヴァーニャ | 作成日時：2017年11月6日 2時
