４の世界【食べ物？】 ページ4
眼前で繰り出されている２対の刃は、至高の宝石を散りばめたかのようなコバルトブルーの母なる海と、紺碧の空に浮かび全てを輝かせる生命の源である日輪の元であっても尚も仄暗く、確かに交わしたのだという証拠を微かに空に描きながら高音を響かせていた――
…ちょっと詩人風に言ってみました。
とりあえず追ってきた変態の権化、色欲のオリバーに…嫉妬深いヤンデレ兄ちゃんのヴィクターが互いを攻撃しながら此方にも攻撃してきてます。
協力とかナニソレ状態ね。
私達VSオリバーVSヴィクターって感じの三つ巴となっております。
それを見ながら仲良く半分こ(物理的に)されなくて良かったと言ったら、何されたかよく解らないけど絶対ムーンな小説行きになりかけたような事された菊君が何か言った後に「萌えます〜」とか呟いている。
え、なに？君の好みはリョナ系なの？アクロトモフィリアじゃないよね？違うよね？欠損させられてる女性萌えなんて言われたら怖すぎてロシアのコートの中に潜るしかなくなるんだけど。
そっとロシアがコートを開いて誘ってきているけれど、止めさせた。エスパー白熊め。何処でどう読み取ってんのか謎過ぎるぞ。
遠慮したのに無理やりしまい込まれながらチラリとオリバーとヴィクターを見ると、ギラギラした目で此方を見ていた。
片や使い込まれたナイフと斧を手慰みにいじりつつ迫るピンクの鬼に、片や悪鬼羅刹のような獰猛な目付きで己の爪を翳して突進してくるヤンデレ兄ちゃん。
餓鬼のようにどうしようもない飢えをどちらも抱えていて、今はとても御立腹な御様子。
ロシアにせくはらしていいのは私だけだ！此所は私が守る！
という微妙な冗談は置いといて…彼等が利害の一致から今だけ仲良く攻撃してきても厄介過ぎる。
とりあえずヴィクターにウォッカ、オリバーにエールを投げてみたけれど、お酒には見向きもしなかった。
ロシア、イギリスとは違い、酒好きではないようだ。
ロシアちゃんは海に吸い込まれていくお酒を惜しそうに見ていた。ロシアちゃんは食べ物を大切にする良い子なんです。イギリス？食べ物を大切にしているよ？ちょっと味付けとか独特なだけで。
…さて、懐柔しようにも彼等の欲しがるものはあげれないものばかり。
攻撃は勿論効かず、話し合いは無意味。
困りに困った私は、何か考えているイタリア君を見た。
「…これなら効くかな？えい！」
保存してたイギリスの料理を投げた？うわっ…しかもその料理(？)爆発した…
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ヴァーニャ(プロフ) - 抹茶さん» 彼等は一人一人がフルレイドボスみたいなもんですからね。ただ彼等はじゃれてるだけなので危険性は低いのです。 (2017年12月14日 19時) (
レス) id: ed671a183d (このIDを非表示/違反報告)
抹茶 - ヤバい奴ら来ちゃいましたね…([∂]Д[∂]) (2017年12月14日 6時) (レス) id: ccfee82074 (このIDを非表示/違反報告)
ヴァーニャ(プロフ) - キル・桜鬼乱さん» かーびぃさん甘くて美味しそうな見た目ですよね！そんな彼の☆にする機能、おもち達に多分きっと無い筈です…！ (2017年11月27日 22時) (レス) id: ed671a183d (このIDを非表示/違反報告)
キル・桜鬼乱(プロフ) - ヴァーニャさん» バキューム・・・あれ？だったらカービーさんと同じなのでは？ (2017年11月27日 7時) (レス) id: 6c90db0fc9 (このIDを非表示/違反報告)
ヴァーニャ(プロフ) - キル・桜鬼乱さん» もち達美味しそうですよね！めりかもちとろしあもちだと逆に此方が食べられそうで怖いです (2017年11月27日 0時) (レス) id: ed671a183d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヴァーニャ | 作成日時：2017年11月6日 2時
