５の世界【気分は宝塚】 ページ20
「ねえ貴女、少し図々しいのではなくて？」
広大な庭(ていうか森？魔王さんの城の後ろ側を囲むように濃い森があるのだ)の隅に畑をひっそり作ったりとかして、約数日経ちました。まだロシアは来ていません。
すっかり仲間達は人気者になりました。特にアメリカは若者に凄く人気。イギリスとロマーノはお年寄りやお姉さんに人気かな。親切な上に可愛いしね。
で、私はアクティブに情報を集める皆の後ろで、こそこそと準備してました。目立つの嫌いだし。
育った野菜は少しずつ魔王さんに食べれるか確認し、ロマーノに渡して調理してもらったり…
ゲームに似た魔道具を製作してみてアメリカに布教してもらったり…
手荒れ用のクリームとか美容品を作ってロマーノに布教してもらったり…
兎に角、人間が交流をして友好国になった方が利益あると思わせる為に、先ずは技術より先に興味を持たせる所から始めてました。
効果は上々なんだけど――如何せん、私は裏方に徹しすぎた。
頑張る仲間達の評価がうなぎ登りになった事で、何もしてない姫状態(笑)の私に更にヘイトが集まった。
別に私は慣れているし、気にしてないのだけど…仲間全員がぶちギレ寸前になっている。
仲間達は最初から私が作った事を言いふらしていたらしいのだけど…
違う女性(外面だけ良いよくいる悪女タイプ)が、本当は自分の功績だと、彼等は私に弱味を握られていると嘯きまくってるらしい。
流石によく会う魔王さんとその直属の部下達は噂を信じたりせず否定してくれた。
が、あまり交流のない人達はそうじゃないのだ。
その交流のない、更には私を元からよく思ってない貴族の令嬢が冒頭の台詞を吐いた。
…少し考えて、これから動くのに嫌われ過ぎてても困ると思った私は、ロシアもちに命じた。
ちょっとこの令嬢に風ぶつけて、と。
そして素直に風…それも強めのを起こしてぶつけるロシアもち。勿論姿は見せないし誰にも悟らせない。忍者か！
私は令嬢を片手で抱き締め、もう片手で刀を抜いて石を切り落とした。
パラッと砂状になった石の残骸を見て、令嬢は硬直した。
すかさず困ったように笑って「すみません…可愛らしいからとじっと見たりして、確かに図々しかったですね。お怪我はありませんか？」と、出来るだけ爽やかに令嬢に言う。
カーっと真っ赤になった令嬢を見て、やはり此処でも通じるなと、自然風の笑顔を浮かべつつ冷静に考えた。
良かった…
今、動きやすいように男っぽい服装と髪型でいて…
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ヴァーニャ(プロフ) - 抹茶さん» 彼等は一人一人がフルレイドボスみたいなもんですからね。ただ彼等はじゃれてるだけなので危険性は低いのです。 (2017年12月14日 19時) (
レス) id: ed671a183d (このIDを非表示/違反報告)
抹茶 - ヤバい奴ら来ちゃいましたね…([∂]Д[∂]) (2017年12月14日 6時) (レス) id: ccfee82074 (このIDを非表示/違反報告)
ヴァーニャ(プロフ) - キル・桜鬼乱さん» かーびぃさん甘くて美味しそうな見た目ですよね！そんな彼の☆にする機能、おもち達に多分きっと無い筈です…！ (2017年11月27日 22時) (レス) id: ed671a183d (このIDを非表示/違反報告)
キル・桜鬼乱(プロフ) - ヴァーニャさん» バキューム・・・あれ？だったらカービーさんと同じなのでは？ (2017年11月27日 7時) (レス) id: 6c90db0fc9 (このIDを非表示/違反報告)
ヴァーニャ(プロフ) - キル・桜鬼乱さん» もち達美味しそうですよね！めりかもちとろしあもちだと逆に此方が食べられそうで怖いです (2017年11月27日 0時) (レス) id: ed671a183d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヴァーニャ | 作成日時：2017年11月6日 2時
