４の世界【やられたら倍返し】 ページ2
オリバーが前に突き出した手から光がこぼれ、円を描いていく。魔方陣だ。
慌ててディスペルを唱えるも、オリバーの魔方陣が完成する方が早かった。
効果は…眠気促進？彼奴の前で寝るとかやばすぎる。
横に転がっていた消火器を確認。中身は少し残っているようだ。
オリバーに投げつけてやると丁度押されたのか白い煙が吹きかかり、少し動きが鈍くなる。
後で筋肉痛だろうなと思いつつ身体能力を強化し、絨毯を広げて皆を放り込む。
ロシアとイヴァンと菊とプロイセンは自分で乗ったけどね！反射神経とか化物かよ…狡い。
少し大きめに作った魔法の絨毯は、スピードも丈夫さも満足できる程のものになっている。
それなのに振り落とされないのは、風避け的なバリアーが展開されているからである。
「いつの間に作ったんだ…前はなかった筈だろう」
ドイツ隊長が呆れてそう言ってきた。自信満々に私が答える――前に、ロシアちゃんがドヤ顔で答える。
「何日も夜なべして作ってたんだよ！」
…なんで知っているの？ずっと見ていたの？
可愛いドヤ顔がちょっと怖く感じたけれど、今更過ぎるので心が直ぐに平常になった。
空に逃げても矢張りと言うべきか…オリバーはなんて事のなさそうな顔でついてきていた。
魔方陣で最小限の足場を不規則に作り、跳ねるようにしてついてきている。その手には何故か年季の入った斧やナイフが握られていた。お前はなんだ、アメリカの言ってた６作目以降のジェイソンか？不死身だし。
跳ねるオリバーを撃ち落とそうと皆で魔法や鉛弾をぶちこんでみるものの、全く意味をなさない。
だからといって、彼に自ら飛び込み説得しようなんて考えれるほど、私はお花畑な思考回路をしていない。少なくても、今説得しようとしても絶対に無意味だ。
「焦らしてきてムカつくね」
イヴァンがそう吐き捨てると、菊が「パンツ投げたら拾いに行ってフェードアウトしてくれませんかね」とチェブラーシカ柄のパンツを手にした。
「ちょっと！そ、それ僕のパンツだよ！返してよ菊くん！」
「ロシアさんのパンツはオリバーさんのおかずになりました」
「あぁぁぁ！？やだぁぁぁ！！気持ち悪いよぅ！！」
ひらひらと舞うパンツは無事、オリバーにキャッチされました。
ロシアさん…人生、諦めも肝心なんだよ。
にやにやと笑いながらパンツを振るオリバーに、ロシアは菊を投げつけた。
投げつけた！？
「ちょ、ちょっとロシアさん！？洒落になりませんよぉ！？」
４の世界【仲は良くない】→←The grass is always greener on the other side of the hill
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ヴァーニャ(プロフ) - 抹茶さん» 彼等は一人一人がフルレイドボスみたいなもんですからね。ただ彼等はじゃれてるだけなので危険性は低いのです。 (2017年12月14日 19時) (
レス) id: ed671a183d (このIDを非表示/違反報告)
抹茶 - ヤバい奴ら来ちゃいましたね…([∂]Д[∂]) (2017年12月14日 6時) (レス) id: ccfee82074 (このIDを非表示/違反報告)
ヴァーニャ(プロフ) - キル・桜鬼乱さん» かーびぃさん甘くて美味しそうな見た目ですよね！そんな彼の☆にする機能、おもち達に多分きっと無い筈です…！ (2017年11月27日 22時) (レス) id: ed671a183d (このIDを非表示/違反報告)
キル・桜鬼乱(プロフ) - ヴァーニャさん» バキューム・・・あれ？だったらカービーさんと同じなのでは？ (2017年11月27日 7時) (レス) id: 6c90db0fc9 (このIDを非表示/違反報告)
ヴァーニャ(プロフ) - キル・桜鬼乱さん» もち達美味しそうですよね！めりかもちとろしあもちだと逆に此方が食べられそうで怖いです (2017年11月27日 0時) (レス) id: ed671a183d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヴァーニャ | 作成日時：2017年11月6日 2時
