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3の世界【引き金一つで】 ページ40

銃というのは操作がとても単純である。安全装置を外して引き金を引くだけだ。

銃の種類により装填数や操作方法、掃除の仕方とかいろいろ違ってくるけれど…まあそれは置いといて…

ハンドガン一つで殺傷出来る。

やると決めたのは夢子ちゃんだけど、きっと後で悪夢を見ると思う。少なくても暫くは肉汁したたる肉料理は控え目にしてあげよう。

夢子ちゃんは料理が苦手なようなので、私と日本とフランスの三人でする事になった。

今日の夕御飯はハンガリーのリクエストでパプリカーシュチルケとガルシュカ。そしてプロイセン、ドイツ、ロシア、ベラルーシ達が大好きなじゃがいもでハッシュドポテトを作った。

ガルシュカは手作りパスタみたいなものらしい。パプリカーシュチルケはチキンとパプリカの煮込み料理だとか。

ハンガリーはラードやパプリカにサワークリーム辺りが好きらしく、それが含まれた料理を出すと喜んでくれる。

可愛い女性組の事を考えて、型を使って動物の形にしたお野菜が乗ったサラダと、カロリー控え目のパフェを作ってみた。

残った野菜くずは全部煮込み、コンソメも作っておく。

それを見たアーサーが「それを使ってカレー作っていいか?」と訊いてくる。

「いいけどネバネバ禁止ね」

「じゃがいもの代わりに里芋でもか?」

「駄目」

「ニンジンの代わりに納豆「もっと駄目!」

ぬるぬるがそんなに好きなの!?

まあ、アーサーの悪癖はおいといて…

止めは夢子ちゃんがしないといけないけど、他は別に捕獲して縛り付けては駄目だとかは言われていない。

なので…元気がありすぎて困るぐらいのHEROアメリカさんが、船の底を壊しかねない勢いで攻略対象を捕まえに行った。

『弾き殺さないで』とアメリカに言ったら『車じゃあるまいしタックルじゃ人は死なないよ』と返された。君に弾かれたら一般人は死ぬよ。

作ったら劣化せず保存可能なアイテムボックスへ。

「Aちゃんのスキル、便利すぎてやばいわね」

横でレシピを教えてくれてたハンガリーがそう呟いた。ベラルーシは小さな声で「それがあったらレーニングラードの悲劇だってなんだってマシになったわね」と呟く。感想の例えが重いですよベラさん…

ロシアが重々しく頷き、「物資を劣化しないアイテムボックスにしこたま詰めて好きに取り出せるAと、兵士を一度に運んで好きに移動出来る僕が組めば…うふふ」と笑った。

「世界が兄さんのものになるのも時間の問題ね!」

怖いよこの兄妹!

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設定タグ:ヘタリア , 枢連 , ヤンデレ   
作品ジャンル:ファンタジー
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作者名:ヴァーニャ | 作成日時:2017年3月10日 0時

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