3の世界【お爺ちゃんの冒険2】 ページ20
どうも。最近キュウリの糠漬けより大根の粕味噌漬けが好きな爺、日本です。
ただ今ロシアさんに絡まれています。
「君って小さくて童顔で可愛いね。コンパクトだからお家に置いてても圧迫しないで済むし」
むむむ…
一見無邪気で悪気が無さそうに見えますが、これはチビで子供みたいな顔でぺらぺらな身体だと言ってますね。長い付き合いなので解ります。
しかし言い返したら同じれべるになってしまいます。まあ、ドイツさん達みたいな肉厚な胸板は確かに羨ましいですが、何も体力オバケになりたいわけではありませんしね。
代わりに「そのせいかAと並ぶと恋人に見られて嬉しい限りです」と言うと酷いお顔をなさいました。
「童顔同士、お似合いだと思いませんか?」
「僕は思わない!」
「おやおや」
ぷっくーと頬を膨らませてしまったロシアさん。ロシアさんちはマザコンが多いと聞きますし、Aの母性に依存してしまっているのでしょうか…
ああ、それならば。
「Aが私と婚姻いたしましたならば、私の事をパパと呼んでくださっても構いませんよ」
「Блин!Капец!やだよ!」
あわわわわわ…
ロシアさんが叫んだ瞬間、優秀なセコムがいらっしゃいました…
兄さんを苛めるなと憤るベラルーシさんを何とか宥め、温泉に浸かって癒されてから出ました。
何故か背後からついてくるゆきんこ兄妹を意識に入れないようにし、庭を整理するフランスさんを見に行きました。
「フランスさん、お疲れ様です」
「よう日本!とロシアにベラルーシまで居るのか。まだ整備中だから触るなよ〜」
「薔薇がいっぱいだね!ねえ、ひまわりはないの?」
「まさか兄さんの為にひまわりを植えてないなんて事はないわよね?」
ひまわりを御所望のゆきんこ兄妹に流石のフランスさんもたじたじですね。
「ひまわりっぽいのは…まあ、あるよ。お前が喜ぶと思ってさ」
「わあ!ひまわっ…り?」
ロシアさんのおめめが点になりました。
「うーん…これ、キマワリじゃないですか?ポケ○ンの」
「ひまわりに酷似した薔薇をなんとか作れないか試行錯誤してみたら、なんかそんなん作れちゃった」
「日本くん…こいつ動くよ…」
怯えているロシアさん。ベラルーシさんはそんなロシアさんを守っています。
ふふ…なんだか可愛い所があ「ちゃんと種出来るのかな?食べれない花は嫌だよ」
前言撤回!発言が可愛くないです!花は愛でて下さいよ!私は桜の花びらとか食べますけど!
3の世界【お爺ちゃんの冒険3】→←3の世界【お爺ちゃんの冒険1】
94人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ヴァーニャ | 作成日時:2017年3月10日 0時