あいじょーひょーげんにじゅういち。「嫌いなところ」sm ページ44
Aside
私はお酒を飲むと基本的に都合の悪いことは忘れる。でも忘れるのは一部だけで、志麻くんに恥ずかしい事を言ったり、そーゆーのは覚えてる。
「そーゆーとこ好きじゃないねんな。」
と言う志麻くん。それでもいっつも「好き」と伝えてくれる彼が大好き。
でも、私にもあります。志麻くんの嫌いなところ。
A「しーまくーん、」
sm「ん〜…。」
それは、ゲームに夢中で私のことをほったらかしにするところです。
ゲームばっかで全然かまってくれないんです。ひどくないですか。
こっちだってがまんするのです、でも寂しいものは寂しいのです。
だから、今日は我慢、やめます。
A「しーまーく、さみしーい、」
作戦1、抱きつく。
sm「…。」
が、効果なし。
A「しまくー！！」
作戦2、ひたすら呼ぶ。
sm「…。」
が、効果なし。
A「っむ、」
作戦3、ほっぺにちゅー。
sm「、…。」
あ！！効果あり！！
A「しまくんしまくん！！」
sm「…。」
…効果なし。
A「…。(もーいーもん！！せんらくんとでんわするー！！)」
私はそう拗ねながらせんらくんに電話をかけた。
snr「はいはーいどしたん。」
A「んーひま。」
snr「まーしぃは？？」
A「彼女放置でゲームしてるんですもん。」
snr「あぁwそーなんや。」
A「ねーねーせんらくん、今度お出かけ行こ！！」
snr「ん？？俺はええけど…まーしぃは大丈夫なん？？」
A「むりむり、ゲームばっかりの人に縛られたくない。」
snr「はいはいw空いてる日教えてな。」
お出かけっ、久しぶり。
sm「…っ。」
A「んぁっ！？」
突然ひょい、とスマホが上に浮いた。確かめると志麻くんが私のスマホを持っていて耳にあてた。
sm「センラごめん、Aが構って欲しいらしいから切るわ。」
snr「あ、まーしぃ、Aちゃん寂しがりやからその方がええよ〜。」
え、まって構ってほしいとか言ってな、いや思ったけど！！
A「…。」
sm「…A。」
A「…嫌い。」
sm「え、」
A「しまくんなんてきらいだもんっ！！ゲームばっかで…私だって寂しいもん…。」
sm「…。」
A「うぅ…寂しかったんだもん！！しまくんがほったらかしにするからぁっ！！」
sm「…おいで、A。」
A「…。」
smside
涙目になりながら俺の肩に頭をぐりぐりと押し付けるA。
Aは寂しがりやで、「かまってほしい」とねだる姿が俺は大好きやった。
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作者名：ほむぽん | 作成日時：2023年4月6日 1時
