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BL高等専門学校へようこそ ページ6

校門から校舎までの道を歩いていく。

道の両脇には薔薇が咲き乱れていて、いい香りがする。


校舎の前まで行くと、


「こんにちは。伊東さんと佐原君兄弟ですね。どうぞ中へ」


と、大人っぽい高身長の男性が俺らを迎え入れてくれた。



「ファッ…!えっと、ありがとうござぃま…す」


「伊東さん、動揺しすぎです。顔、真っ赤です」


智人が伊東さんに向けてボソッとささやく。

伊東さんは成人男性に弱いのだろう。


がらんとした職員室に入り、ふかふかの椅子に座って話を続ける。


「改めまして。俺は1年生担任の涼丘龍です。
君達2人のことは、伊東さんと面会された校長から聞いています」


「佐原智人です。よろしくお願いします」


「佐原Aです!よろしくお願いします」


「はい。じゃあ3年担任の先生がもう少しすると
出張から戻ってくるのでもうしばらくお待ちください」


4分間ほど。


スマホをいじっている智人と
涼丘先生が運んできてくれたお菓子を優雅そうに食べる伊東さんの
間に座っている俺は、室内をキョロキョロ見回す。


内装は別に特別感はしない。


教員用の事務机は極端に少ないが、
それ以外、普通に中学校時代の職員室って感じ。


やっぱり通う人がほも?なのかと考えていると。







「涼丘先生ー!5日ぶりですね!ただいま帰りましたー!」


職員室のドアが勢いよく開き、若々しい男性が飛び込んでくる。


「おかえり。愛しの修吾。5日間ずっと待ってたよ」


涼丘先生のクールな顔がほころぶ。


俺達3人が何事だと戸惑っている間に、

涼丘先生は修吾さんの方に向かって歩いていき、



––ぎゅっとやさしく抱きしめる。




えっ…??

いきなりの事に唖然とする俺達をよそに、

そして


「えっちょっ、涼丘先生、他の人が…」


焦る修吾さんの口をふさぐように、

涼丘先生は修吾さんにキスをする。


「…っ!」


職員室内がシーンと静まりかえる中、

涼丘先生は俺達の方を振り返り、

不敵な笑みを浮かべ、こう言った。



––––––BL高等専門学校へようこそ

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小木@三色団子派 - この話面白いですね!俺もラッププロジェクトのやつ大っっ好き何です!俺の推しは、空却です!ナゴヤは全員好きっ。 (2020年10月6日 5時) (レス) id: 2cf25ba2b0 (このIDを非表示/違反報告)
Ysn - 蒼斗さん» 読ませていただきました!続き楽しみに待ってますね! (2019年9月25日 1時) (レス) id: 425b77ee4c (このIDを非表示/違反報告)
蒼斗 - Ysnさん» はい。 オリジナル作品の題名は、触手の牢屋と言います。 (2019年9月23日 8時) (レス) id: effc3bbfee (このIDを非表示/違反報告)
Ysn - 蒼斗さん» ありがたいです!是非教えてもらえるとありがたいです! (2019年9月23日 8時) (レス) id: 425b77ee4c (このIDを非表示/違反報告)
蒼斗 - Ysnさん» はい! 作者さんのペースで大丈夫です。 私もオリジナル作品を書いているので良かったら題名の方を教えますか? 突然、すみません... (2019年9月22日 19時) (レス) id: effc3bbfee (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Ysn | 作者ホームページ:http://uranai  
作成日時:2018年8月16日 12時

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