抱くのは俺 ページ14
「A、木村って人来たけど同級生？」
「お？友達」
急いで朝飯を食べ終え、玄関のドアを開けると、眠気を感じさせない顔で大輔が佇んでいた。
「おはよー、どうした？」
「おはよ、A。お前兄さん？いるんだな。学校行こうぜ」
「えっまマジで？ちょっと待ってて！」
友達と一緒に学校に行くなんて何年ぶりだ？
すげえ嬉しい！
＊
「孝二に手を出すな」
「何のことでしょうか…？？」
昨日のことでちょっと気まずいけど、智人のことを大輔に紹介しつつ通学路を歩いて学校に着く。3年の教室とはフロアが違うので智人と別れて大輔と2人きりになった。
誰もいない教室に入るなり、大輔は扉を閉め、俺に鋭い視線を向け、そう冷たく言い放った。
「昨日孝二とお前でcp組ますぞ、って言ったこと後悔してる。お前じゃない」
「？？？」
「孝二を抱くのは俺だ。」
おう？抱く？えっ…え
…ええぇぇ！？
「抱く！？えっ抱くって…大輔お前…」
大輔は静かにフフッと笑った。
だがその目は1mmも笑っていなかった。
「大輔、何か怒ってる…？」
「フフ…フ…昨日お前孝二に耳元で何か囁かれてたよなぁ。何て言われたのか吐けゴラ！」
うわっ何だこいつ！？いきなりキレ初めた！
情緒不安定かよ怖いわ！
「えぇ…また今度ちゃんと言わせてやるみたいなことを…」
「は？何をだよ孝二！あとA！俺、A×孝二とか絶対作んねぇから！！あと犯してやろっかなじゃねえ自分を攻めだと思ってるようで可愛い興奮するけど孝二お前は俺に入れられr」
「おはよ！2人とも早いな！」
怒涛の剣幕でまくしたてていた大輔にSTOPを入れるように屈託の無い笑顔で純が教室に入ってきた。
同時に大輔の口がキュッと塞がり、そして我に返ったように時計をバッと見た。
「！ あと約6分で多分孝二が来る。そうそう、孝二ってだいたい朝一回はでっかいあくびすんだよ。可愛いだろ。さっきの話のこと孝二の前で喋るんじゃねぇぞ」
「はあ…はいぃ…」
時間まで把握してるぞこいつ…。
そしてちょっとしたノロケ話も聞かされた。
クールなやつだなとか思ってたけど前言撤回。大輔はヤバイやつだった。
続く (更新停止中)
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小木@三色団子派 - この話面白いですね！俺もラッププロジェクトのやつ大っっ好き何です！俺の推しは、空却です！ナゴヤは全員好きっ。 (2020年10月6日 5時) (
レス) id: 2cf25ba2b0 (このIDを非表示/違反報告)
Ysn - 蒼斗さん» 読ませていただきました！続き楽しみに待ってますね！ (2019年9月25日 1時) (レス) id: 425b77ee4c (このIDを非表示/違反報告)
蒼斗 - Ysnさん» はい。 オリジナル作品の題名は、触手の牢屋と言います。 (2019年9月23日 8時) (レス) id: effc3bbfee (このIDを非表示/違反報告)
Ysn - 蒼斗さん» ありがたいです！是非教えてもらえるとありがたいです！ (2019年9月23日 8時) (レス) id: 425b77ee4c (このIDを非表示/違反報告)
蒼斗 - Ysnさん» はい! 作者さんのペースで大丈夫です。 私もオリジナル作品を書いているので良かったら題名の方を教えますか？ 突然、すみません... (2019年9月22日 19時) (レス) id: effc3bbfee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ysn | 作者ホームページ：http://uranai
作成日時：2018年8月16日 12時
