【ｲﾅGO】幽霊【霧野蘭丸】 (ページ6)

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ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

朝の目覚まし音で目覚める。

今日まで退屈だった日々に少し楽しみが増えた。

A....か。

ただすれ違った通行人に等しいほど他人だ。

でも

どこか放っておけなかった。

今日はいつもより10分早めに家を出る。

会わなきゃいけない気がするんだ。

あの子に。

今日もいるような気がするんだ。

・

ほら着いた。

歩いてすぐのところにある河川敷

そこに彼女は座っていた。

霧野「...あの、」

A「.....？あ、ぁぁ、霧野か」

少し戸惑ったように苦笑いをする

霧野「学校いかないのか？というよりどこの学校に................！！！」

彼女は目を丸くしてこちらを見てた。

ばれた。という顔をしていた。

そう

彼女の制服は

雷門の制服だった、

霧野「おま...お前！雷門なのか！？！？！」

A「え？あ、あはは。ま、まーね！！」

意外だ。

霧野「なんだ、昨日はいきなり違う世界から来ただの言うから変なやつだなって思ったけどやっぱり普通じゃんか...」

A「昨日のは........ちょっと、ちょっとね！！！驚かしてあげようと思っただけだよ！！！！」

俺はふとケータイの画面を見る。

八時すぎ。

もう行かないとチャイムがなる。

霧野「時間が無い。行こうA」

俺がそういって手を差し伸べると

A「先いってて。後から行くよ」

彼女はそう返した。

霧野「早くこいよ？すぐチャイムなると思うし」

クスッと笑う声がした。

A「ええ。必ず、必ず行く」

彼女はそう言って笑うと俺に手をふった。

何だろう

とても嫌な気がした。

背中に汗が滴る。

彼女の笑みは....

とても不気味だ。