検索窓
今日:231 hit、昨日:4,093 hit、合計:43,349 hit

6 ページ7












『はい、もしもし』



??「あーもしもしー?俺ーMonD」










非通知からの電話に出ればMonD。珍しくもない相手でなーんだ、と思いながら会話を続ける。










『MonD、どうしたの?』



MonD「そろそろallin来る気なったー?」



『なるわけないでしょ』



MonD「えー俺はAのことこんなに待ってるのに」



『じゃあ一生待ち続けてたらいいんじゃない?』










煽るようにその言葉を返せば少しの沈黙が広がる。え、気まずい。なんで煽ったら黙っちゃうんだMonD。



少し咳払いをすればMonDが続けた。










MonD「あ、今暇?暇ならレギオンまで来てー?歩きで」



『いいけど……なに?』



MonD「いいから来て?はやく」



『わかったから、今行くね?』



MonD「うん誰にも言わないでね」



『はぁ、?』



MonD「じゃあまってまーす」










それを最後に切られた電話はツー、ツーと音を立てて怪しさを限界にまで爆上げした。



レギオン行かないでおこうかな。どうせ誘拐だし。神子田と話してた方がよっぽどいい。あーーでもどうしよ、MonDわたしが来なかったからとかいう理由で襲撃しそう………



脳内での葛藤の後、わたしはレギオンまで足を運んだ。誘拐されても無線連打しなければいいだけだし。死んだらピン1でおしまい。



もしものことを考えながらレギオンでMonDの姿を探す。どこだろ………茶髪のサングラス……………
そう思いながらレギオンを見渡せばグレーのコートを来たMonDが見えた。










『MonD?』



MonD「おっそ」



『歩きでって言うから』



MonD「じゃ、ちょっと大人しくしてて」



『っえ、』










パン、と短い破裂音がレギオン一帯に響いてその弾丸はわたしの頭を貫いた。誘拐するとしても手錠だと思ってたわたしの頭の弱さに酷く後悔した。また迷惑かけちゃうなぁ。



でも、もしかしたらユニオンでのダウンって思ってくれるかな。とりあえずピンを1回刺して力が入らなくなった身体をMonDに預けた。










______________________________










神子田side___










『ねーね、Aは?』



ニックス「ん?あー確かに、見ないな」



『え?ユニオン行ったんじゃないの?』



ニックス「いや?無線には来なかったぞ?」



『は?どういうこと?』



















分かること:Aが消えた。

7→←5



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (68 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
453人がお気に入り
設定タグ:stgr
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ふゆ | 作成日時:2024年4月14日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。