24 ページ25
・
『ね、ウェスカーこの子誰?』
ウェスカー「ん?あぁカニのお姉さん」
??「どうも、弟が世話になってます、夕コって言います」
『へぇ、夕コさん、不必要に違法スマホとラップトップ持ってこない方がいいよ』
成瀬「………押収しちゃったり、?」
『してるよ、警察の仕事だから』
はははは!!とウェスカーの大笑いが聞こえる牢屋を離れて救急隊に治療してもらった。少しげっそりしたようなえびすくんの隣に立って遠くから犯罪者を眺める。
うーん、うるさいなぁ。どうしてこうも犯罪者はうるさいんだろ。少し息をついてプロファイルの更新を続けた。
夕コさんも多分刃弐のお仲間さんなんだろうなぁ。ウェスカー餡ブレラに入ったとか言わなかったし。ウェスカーって割とわかりやすいよなぁ。
伊勢「先輩切符切りました?」
『切ってない、えびすくん切りなー?』
ウェスカー「うわ、Aちゃんが先輩面してる!」
『えびすくん、ウェスカーに2倍で切ってもいいよ』
ウェスカー「ごめんってうそうそうそ!!!」
焦って弁解するウェスカーに少し笑ってタブレットをカバンに入れた。プロファイル更新やっと終わった……。
えびすくんの隣に行って切符切りを見守る。えびすくんも警察慣れてきてるなぁ。偉い。ケインくんもえびすくんも警察頑張って欲しいな、有望。
ケインくん最近レダーさんと仲良くしてるみたいだけど、千代田みたいにならないといいな。自分の居場所がないとか思わないで欲しい。
えびすくんに少し寄ってその意思が伝わればいいなーと顔を向けてプリズンに送る準備をした。
『刃弐、プリズン送るよ、ストレスとか大丈夫?』
刃弐「大丈夫っす」
『はーい送りまーす頑張って』
刃弐「あ、ちょっとm」
『あ』
伊勢「……何か言いかけてましたね」
『まぁいいか、どうせまた捕まるでしょ』
そういって牢屋を後にした。
______________________________
ケイン「警察をやめたいです」
ケインくんに無線で呼び出されたと思えばそんな内容。あれ、この前配属されたばっかじゃなかったっけ。なんで急に?
やめたいってなんで?とは言えずにとりあえず退職手続きができるパソコン室まで一緒に歩いた。
頭が回らなくなったわたしは機械のように歩いてただ目の前にあることを解決しようと動いた。
453人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ふゆ | 作成日時:2024年4月14日 15時