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MonD「あやっと出たA迎え来てー?」



『今から大型行かないとだから』



MonD「えー?大型今起きてないでしょまだ受注時間過ぎてないよ」



『………』



MonD「嘘はダメだよAプリズンまで迎えきてねじゃないと俺誘拐しちゃうかもーー」










そう言って切れた電話。だるーい!!!!もうなんでわたしがMonDなんかの言いなりにならなきゃいけないの!!もーー、マンゴー誘ってパトロール行こうと思ってたのに……



はぁ、と息をついて警察ヘリで近くのヘリガレージまで飛ぶ。乗ってきたヘリをインパウンドしてヘリガレージからグレーにピンク光沢を施したスパローを出してプリズンまで向かった。



ほんとなんでわたしがこんなことしないといけないんだ……、ついてもつききれないため息を無限についてプリズンの駐車場にスパローを停める。



そうすればすぐに茶髪がムカつくお目当ての相手が乗り込んでここまで、なんてご丁寧にピンを刺された。










『タクシーはタクシー会社に頼んでくれない?』



MonD「タクシー会社金かかるけどお前タダやん」



『がちでうざすぎ次から金取るから』



MonD「いくら?」



『1億』



MonD「じゃあ俺あと50回はタクシー呼べるわ」



『だる』










軽い言い合いをしながらMonDお目当ての船着き場まで着いた。いつまでallinはこのアジト使うんだろ、そろそろ変えてもいい頃合いだけどな。



と、思いながらなかなか降りないMonDを小突いた。早く降りて、と言わんばかりに。じ、と睨めばさすがに察したらしくおとなしく降りていった。



飛び立とうと再度エンジンをつければ待って、とMonDに引き止められる。また誘拐されたらどうしようもない、と想って少し上昇してそこから話を聞いた。










『なにー?』



MonD「なんでそんな高いとこ居るの降りてきてよ」



『誘拐するでしょどうせ』



MonD「しない、絶対しないから降りて?」



『………したらセクハラ罪100億で切るからね』










そう言って高度を下げる。まじでこれで誘拐したら無線連打して警察全員来させてやる………。










MonD「降りないの?」



『何されるかわかんないから嫌』



MonD「ふーん、じゃあいいや」










ドアから降りなくていいことにほっとしたのも束の間。
ガチャ、という音がしたと思えば頬にMonDの顔が近づいて軽いリップ音が聞こえた。

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作者名:ふゆ | 作成日時:2024年4月14日 15時

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