雷門に来たシードは豪炎寺の義弟でした２【イナGO】 (ページ9)

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５６話　グリフォンページ9

錦蹴ったボールの先には神童、剣城、天馬がいた。
「行くぞ！！」
神童の掛け声で３人が化身を出す。
「奏者マエストロ！」「剣聖ランスロット！」「魔人ペガサスアーク！」
(何をするつもりか知らないが…させないよ!!)
Aの作戦で雷門ゴール近くにいた雨宮が凄まじい速さで３人の方に向かう。
「天馬!剣城!俺たちが体張ったんだ!しっかり決めろよな!」

次の瞬間３体の化身が一つに混ざり球状の影から大きな翼を持った化身が生まれた。
「「「幻獣グリフォン!!!」」」
「させない！」
3人に追いついた雨宮が化身でブロックをしにくるー
「決める!」
「「「ソードオブファイア！！！」」」
ーしかし、合体化身のシュートはそんな雨宮の化身をいとも容易く押し流した。

「ゴーーーール！」

(化身の合体…ほんとに成功させるとは…。それにしてもあの化身とんでもないパワーだな。今も興奮で胸の鼓動が収まらない)
３人を見つめるAの視線に気づいたのか天馬が駆け寄って来た。
「A！やったよ!俺たち出来たんだ！」
「天馬、興奮しすぎて言葉がたどたどしいぞ…まぁ気持ちはわからなくも…ぁ…！」
急に言葉に詰まるA。
(なんだ…?急に苦しさが……視界が…霞んで…ヤバい…。)

その後ーAが目を覚ましたのは病院のベッドの上だった。

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短いですが56話はここまでです。次回でまたお会いしましょう。