雷門に来たシードは豪炎寺の義弟でした２【イナGO】 (ページ20)

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６７話　果て　後編ページ20

試合はドラゴンリンクのコーナーキックから再開される。

ボールは高く蹴られる。
「センタリングか！」
「いや、違う。パスだ!」
ボールはゴール前にいた雷門選手の頭上を飛び越え、前線に上がっていたドラゴンリンクの選手のもとに落ちる。

「俺が行く！太陽神アポロ！！」
Aは相手のシュートに向かっていく。
だが、ボールとAの間に人影が飛び込んでくる。
「精鋭兵ポーン!はぁッ!!」
(シュートチェイン!?マジかよ!)

「はアァァ!!!!!がらぁッ!!」
Aは辛うじてシュートをクリアする。

「はぁ…はぁ……。厳しい戦いになりそうだ……。」

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「剣聖ランスロット!」
「戦国武神ムサシ!」
「魔神ペガサスアーク!!」
「太陽神アポロ!」
「護星神タイタニアス!」
(試合が再開されてから10分くらいか?…皆の疲労が見える。)
ドラゴンリンクの猛虎に雷門は逆転を許してしまい、更には雷門の化身使いも他の選手もかなり体力を消耗してしまっていた。

Aが肩で息をしながら横目で天馬の様子を伺うと。天馬は暗い顔で独り言を呟いていた。

「俺のせいだ…俺のせいで……剣城もAも……してたのに…。…神童キャプテンだったら…!!」

(天馬……キャプテンの重圧に潰されかけている。他の皆も心が折れるギリギリ手前だ…。何か…きっかけを……)

Aが一瞬考える間にもドラゴンリンクの猛虎が迫る。

「ワシに……任せるぜよ!戦国…武神…ムサシ…。すまんぜよ…天馬!」
「剣聖…ランスロット……」「魔人ペガサスアーク……。」

「何っ!!」
雷門の選手の化身が姿を維持できなくなり消えていく…
「タイタニアス……うわぁッーー!!」

「駄目だ!化身を維持できなくなっている。」
鬼道コーチの言葉の後、雷門ベンチは追加点を取られることを想像するがー

ー「させるか!太陽神アポロ！！」
Aがギリギリでボールに追いつき。ボールを弾く。

「ほぉ、流石イシドシュウジのお気に入りだけあって他の化身使いとは違うというわけか。」

「お前らのサッカーなんて…さして脅威じゃねぇんだよ……。」

続く