雷門に来たシードは豪炎寺の義弟でした２【イナGO】 (ページ19)

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６６話　果て　前編ページ19

「天馬、どうする…相手は雑に強いぞ。」
「天馬、A。必殺タクティクスで敵陣を突破するのはどうだ？」

剣城の提案にAは悩む。確かに攻めるのは賛成だが、神童のいない状態での必殺タクティクスは諸刃の剣になりかねないためだ。

「いや、剣城。必殺タクティクスを神童先輩抜きでいきなり行うのは危険すぎる。信助がキーパーのキャリアがない以上DF陣をタクティクスに参加させるのは避けるた方がいいんじゃないか？」
「だがあの化身で固められた相手の陣を突破するにはそれくらいしかないと思うぞ。」

「そうだ！！」
「「！！？」」
剣城との議論に突如天馬が声を上げる

「どうした、天馬。」

「化身だよ!剣城!化身には化身をぶつければいいんだ!」

あまりにも雑な説明にAはその続きを求める。
「どういうことだ天馬？」
「こっちも化身使い全員で相手の化身シュートを全部ブロックして相手の体力を切らすんだ!」
天馬の作戦に剣城は少し不安を浮かばせる。
「天馬。確かに化身なら相手の化身にも対抗できるだろう。だが、相手は全員が化身使いだぞ？防ぎきれるのか？」

剣城のーAもだがーの不安に天馬は力のある声で答える。

「今の俺たちなら大丈夫だよ！！行こう!!」
「わかった。……勝つぞ!」
「ああ!!」

(正直天馬の作戦には不安な所がある。だが天馬なら不可能を可能にしてくるという期待もある。それに…)

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雷門の選手交代を終え、ドラゴンリンクのコーナーキックから試合が再開される。

続く。