雷門に来たシードは豪炎寺の義弟でした２【イナGO】 (ページ13)

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６０話　炎魔VS奏者ページ13

「神のタクト!」
神童の指示で雷門イレブンが反撃を開始する。
「錦先輩！」
「止める！！」
相手のタックルで錦の足からボールが離れる。
「くっ、ボールはまだ……生きてるぜよッ!!」
錦は崩れた体制から無理矢理ボールを蹴り出す。
「ヘヘッ!この泥臭さが雷門のサッカーぜよ！」
「チッ！！」
錦が繋いだボールはAから剣城に渡る。
「剣城!ここで決めなきゃ男じゃねーぞ!」
「黙れ……決めるさ。…剣聖ランスロット！！………ロスト…エンジェル!!」

剣城のシュートはキーパーの手に触れることなくゴールに突き刺さった。

ーーーーーーー

試合は拮抗し、１－１のまま前半のロスタイムを迎えた。
(前半も終わりが近い…今のうちに流れをこちら側に持っていきたい所だな…なら…)
「天馬、教えたあれで行くぞ!!」
「！……わかった！！」
「何をするつもりか知らないが!させない！炎魔ガザード!」
黒裂が化身を出し迫る。Aはアイコンタクトを天馬に送る。
(タイミングは俺に合わせろ!……行くぞ!!)

「「ファイアトルネードDD！！」」

「何だと！?」

Aと天馬の合体技は黒裂の化身を破り聖堂山ゴールに吸い込まれた。

「やった!!」
「これで１点リードで前半終了だ！」

「まだ前半は終わってねーよ!」
「！？」
試合再開後、聖堂山はボールを蹴り上げる。
そして空中には化身を出した黒裂がいた。
(まずい!最初の形だ…。クソッ、俺も剣城も今から飛んだんじゃ間に合わねぇ!)
「炎魔ガザード!!爆熱ストーム!!」
黒裂のシュートが放たれる。
たが、その軌道上に飛び込む影がいた。
「奏者マエストロ!!」
「キャプテン！」
「！！ッ！?…うおぉぉぉぉ！！！！」
黒裂のシュートは神童が雄叫びに気負されたように勢いが消えた。

ピピーーッ!!

そして前半が終了した。

「ふぅー……危なかった。キャプテンナイスブロックです!……？キャプテン？」
神童の反応がない。Aは膝をつく神童の方に駆け寄ると。神童は痛みを噛み○してるようだった。

「キャプテン!！」「神童!!」

次回に続きます。