占ツク作者でシェアハウスしようとしたら能力貰った上に非日常が続きます【短編】 (ページ26)

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【トッキー】きっと彼奴の事だから。ページ26

「ふぁあぁっ……！」

間抜けな欠伸を盛大にかます、黒河惡牙17歳。

さて、外はむかつく程の晴天だが、俺の心は雨どころか土砂降りに加え稲妻まで走っている。

何故かって？え？知りたい？知りたいのぉ？((

ん"ん"っ…

それは2日の間ケンに無視された挙げ句、2日の間リンに会っていないからだ。

その時に頼りになるやつはひかりしか居ないのだが、肝心のひかりさえも居ないのだ。

きっとリンのパs((ん"ん"…お使いとなっていたのだろう。

そしてきっと彼奴(リン)の事だから、レミちゃんの人形作りに1日懸け、後の1日はずっと寝ていたのだろう。

リンの部屋のドアには綺麗な字でこう綴られていた。

『入らないでね！』

最後に感嘆府をつける時のリンはガチだ。

ケンは、リンの手伝いか何かをしていたのだろう。

腹が減って仕方がない俺は、覚束無い足取りで自分の部屋を後にし、食堂へ向かった。

食堂の目の前に来て、リンが部屋に籠る直前に2日分の課題を渡されていたのを思い出す。

それと共にその課題に全く手を着けていない処か、眼中にすら入っていなかったのだ。

リンが出てきたと思えば怒られるなんてまっぴらゴメンだぜ。

と思いつつ食堂に入ると、何時もの地味～な食堂とは大違い。

綺麗にデコレーションがされていた。

きっとそこらのキャハキャハJKは「えぇ～？なにコレぇ…マジデコってあるんですけどぉ～ww」とか言うんだろうな…←

この作業をしていたのは朗クン。

そして、こいつはいきなりこんな事をかましてきた。

「あ！ちょっと、ちょっと！デコレーション、続きやってくれない？」

ん？(^ω^)

「は？今、なんつった？」

「え？否、だからぁ…デコレーション、続きやってくれない？」

「は！？な、何で俺が……」

朗クンは、デコレーション(茶番)をしていたら俺が入って来たため、デコレーションを俺に押し付けよう☆となった過程を悪気無し、罪悪感なしで語ってきた。

何故そうなるんだよ…！？

でも俺は優しいから引き受けた。

ドヤ顔かましてやったら引かれました。

よろしくね！と言った後、食堂を出て何処かへ行ってしまった。