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【嵩画】日常と非日常 ページ3

暑い。
そう呟いて布団を剥ぐ。


うっすら目を開け、後ろの壁に掛かった時計を見上げる。

「…んあ、もう9時か…」

むくりと起き上がり、
寝巻きから普段着に着替える。


…あ、どうも。自己紹介が遅れました。

自分、嵩賀一徹と申します。一応料理係です。



羽織を羽織って、寝癖で少しぼさぼさになった髪を結わきながらドアを開けて廊下へと踏み出す。
少し賑わいがある事から、もう既に何人か起きているらしい。

いや、逆にこんな時間まで寝てる方が稀か。


ははは…と一人苦笑いをしていると、ふと焦げ臭い臭いが鼻を突いた。

「…同じ階かな?」

一歩一歩足を進める度に臭いはきつくなる。
それは、リビングからだった。

…リビングには、キッチンもあったはず。
…まさか出火?

慌てて勢い良くドアを開いた。


「ひっ!?」

いきなりの事に驚いたのか、女の子がキッチンの前で壁に後退ったような形でこちらを見ていた。

確かあれは、同階の…


「えっと…ひかりちゃん、だったかな?」

「何よいきなりー!驚いたじゃん!」


頬を膨らませて怒るひかりちゃんに、驚かせて御免、と体の前に手を添えて謝った。


「…なぁに?それ。何か作ったの?」

「あー、うん…。ホットケーキ作ろうとしたんだけど、失敗しちゃったみたいで…」

「何だ、それなら僕が作ってあげる」

「ほ、ほんと!?」

「うん。他の皆も食べるかな。何枚焼いたら良いんだろう…」


取り敢えずひかりちゃんの分を作ろうかな。
後ろでぴょんぴょんと喜ぶひかりちゃんを微笑ましく見つめ、おもむろにキッチンへと向かった。

料理係の腕にかけて。

そして、ひかりちゃんが使ったであろう、すでに置いてあったフライパンの持ち手をぐっと握った。

【メィリー】私の見た光景→←【ヒッカ〜☆彡】どうしましょう



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とっきー@茜光組(抹茶同盟)(プロフ) - 後進…おっと、更新終わりやした! (2017年7月9日 13時) (レス) id: 2780b5d469 (このIDを非表示/違反報告)
とっきー@茜光組(抹茶同盟)(プロフ) - 交信…あ、更新してきゃーっす! (2017年7月9日 10時) (レス) id: 2780b5d469 (このIDを非表示/違反報告)
トッキー@あすやと組(プロフ) - TE☆I☆SE☆I☆してきました〜。 (2017年6月27日 16時) (レス) id: 2780b5d469 (このIDを非表示/違反報告)
トッキー@あすやと組(プロフ) - TE☆I☆SE☆I☆してきま〜す。 (2017年6月27日 16時) (レス) id: 2780b5d469 (このIDを非表示/違反報告)
哀の戦騎(プロフ) - 言うの遅くなった…てーせー終わりました! (2017年6月27日 7時) (レス) id: 6ae72a29d5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:〜小さい葉っぱ〜share x他8人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/orazu/  
作成日時:2017年4月26日 22時

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