出会えた仲間に感謝。

20.北斗said ページ22

ジェシーは俺をそっとベッドにおろして布団をかけ背中をさすってくれた。

泣けば喘息がひどくなる事なんてジェシーはわかってたから。うまく呼吸が出来ない俺をずっと支えてくれてくれた。

しばらくして先生がきて、点滴やら心電図やらつけてくれた。
先『北斗、熱測って。』

先生は素っ気なかった…。いや、怒ってたのかな…。冷たい口調で言った。

あんな寒い中ずっと屋上にいたんだ弱ってる俺をの身体なんですぐ風邪を引くに決まってた。

北『39.5℃…。』

言いかけてる時先生が泣きながら俺の頭をポンポンした。

先『北斗ぉ…。辛いけど一緒に頑張ろうな…。俺も北斗が死ぬとこなんかみたくないぞ？』

また涙が止まらなかった…。

熱と頭痛と吐き気…。
俺をトリプルパンチが襲ってた。いや、喘息もあって四つか…。

先生は喘息が収まってから行っちゃったけどみんなは朝まで俺の側にいて看病してくれた。ご飯食べさせてくれたり、汗を拭いてくれたり、熱を図ってくれたり、着替えさせてくれたり…なにもかもやってくれた…。

正直、恥ずかしかった…。
けどみんなは御構い無しに嫌な顔一つせずやってくれた。

『みんな…ごめん。俺頑張るよ』

俺はこれしか言えなかった。
けど、みんなは俺を優しく抱きしめてくれた。

あぁ…。死ななくてよかった。

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