出会えた仲間に感謝。

17.ジェシーsaid ページ18

今日は皆夜遅くまで撮影で俺一人に暇だったから夕飯を済ませて北斗の元に向かった。
相変わらず北斗の病気は進行して喘息もひどくなって、薬も副作用の強いものを使って吐いたり熱が出たりしていた。勿論身体もだんだん動かなくなって車椅子は簡単な操作で動く電動式になっていた。

いつも通り病室に行くと
『あれっ？いない…』

その後俺はとんでもない事に気づいてしまった。

点滴は針が抜け薬が漏れている。
心電図のシールは剥がれてベッドに散乱している。

『北斗…？』

俺はすぐに北斗を探した。思い当たる場所はたくさんあった。

だけどどこに行っても北斗はいなかった…。
というより冷静に考えれば北斗が一人で行けるわけがないところばかり探していた。

『残るは…屋上かっ！』

俺は走って屋上に向かった。

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