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なな ページ8

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北斗サイド









樹「北斗」



北斗「お、樹。」







次の日の朝、出勤すると樹が肩をポンと叩いた。






俺が返事すると、樹はニヤリと笑って喋る。









樹「昨日なんか美人お持ち帰りしてたじゃん?どうよ、その後は。」






ああ、Aちゃんのことを言っているのか。







北斗「昨日の帰り道に、俺が手握ったらめっちゃ照れてんの。マジで可愛かったよ」









思い出すだけで顔が赤くなる。



あの子のピュアさに、俺まで純粋になった気分だ。








樹「男慣れしてないのかな」




北斗「多分ね!あ〜ほんっと可愛い。今日もきてくれないかなぁ〜…」






俺がそう言って上目になると、樹が驚いた様子で言った。





樹「え、ヤってないの?」



北斗「ブッ!」






いきなりのそっち系の話に、俺は驚いて飲んでいた水を吹き出す。






樹「うわ汚」







そう言って一歩後ろに下がる樹。





俺は口周りの水を拭って、口を開けた。








北斗「す、するわけないだろ!…あんなピュアなのに、」





戸惑いながらそう答えると、樹はため息をつく。









樹「なんだよ、北斗らしくねーな」









いや、俺樹みたいに女の子見つけたらすぐにヤっちゃわないから。




という言葉は飲み込んだ。







北斗「……あんな顔されたら、手出すにも出せねえわ」







呟くようにいうと、樹が鋭い言葉を投げた。






樹「お前もしかして、本気で恋したとか言わないよな?」









一瞬、どきっとする。




俺は目を一旦閉じて、また開けると口を開いた。







北斗「…ないから。」


樹「そ、ならいいけど」







店の奥からバーテンダーの高地の『開店準備!!』という声がして樹が走っていった。






俺は立ち尽くしていた。








手を握って赤くするところ、超可愛い。


見た目とか、めっちゃ可愛い。


助手席におずおず乗るのが可愛い。


俺がからかったときに怒ったふりしてそっぽ向くのが可愛い。







こう思うのは、恋っていう気持ちのせいなのか。









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つくも(プロフ) - ぽむりんこむさん» ほっくーん?何で知ってるのー?w誰目線だよw (2019年11月16日 22時) (レス) id: 133d970256 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむりんこむ - つくもさん» だーよーねー私もやだ(え) (2019年11月4日 13時) (レス) id: 77570be88d (このIDを非表示/違反報告)
つくも(プロフ) - うわー…こんな母親絶対ヤダ! (2019年11月3日 19時) (レス) id: 2dbd3a86f8 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむりんこむ - つくもさん» 待ち遠しかったね (2019年11月3日 17時) (レス) id: 77570be88d (このIDを非表示/違反報告)
つくも - 別垢→本垢 わぁーいやっとくっついたぁぁー(^^) (2019年11月1日 19時) (レス) id: 28bca7f31f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぽむりんこむ | 作成日時:2019年9月29日 18時

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