ほくとくらぶ 。

さんじゅうなな ページ40

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「北斗く…？」



北斗「あのさ、鈍感すぎない？俺めっちゃアピールしてたよ？」





そう言ってわしゃわしゃと髪を乱す北斗くん。



そんな北斗くん、今じゃないと思うけどすごくカッコよくて。






ああ好きだなって思った。






北斗「でも…Aの恋……応援するから。今言ってごめんね」



切なげな顔でそう言う北斗くんに私はもう我慢できなくて抱きついた。






「馬鹿……北斗くんこそ、鈍感じゃん…っ」




北斗「え」







驚く北斗くんの声。



ためらわずに続けた。








「私もすき。北斗くんがだいすき！」








今まで怖かった



すき、って言えば何か変わるかななんて


いや変わらないかなんて




ずっとずっと考えてたけど

今、この幸せのおかげでそんな不安は吹っ飛んでしまっている。






北斗「あぁー…やば、めっちゃ嬉しい…」







ちょっと涙声な北斗くんを


私は思いっきり抱きしめた。









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